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辻調グループ フランス校

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製菓外来講習 M.Romaric Boilley(ロマリック・ボワイエ氏)/PATISSERIE DELICES DES SENS(パティスリー・デリス・デ・サンス)

フランス校教壇から

2015.05.09

エスコフィエ校、製菓の外来講習2回目は、リヨンに3店舗を構える「パティスリー・デリス・デ・サンス」よりオーナーシェフのロマリック・ボワイエ氏にお越し頂きました。本店はリヨンでも活気のある、地下鉄のブロトー駅からすぐのところにあり人気のパティスリーです。更に学生の研修先としても大変お世話になっているお店で、今回は現在研修中の2014年秋コース、坪井君も一緒に来校してくれました。

現在研修中の坪井君

さて、今回講習してくださったお菓子はこちら。

こちらのお菓子はしっとりとしたチョコレートムースの中に、滑らかなピスタチオのクリームとフランボワーズ(木苺)を忍ばせ、ブラウニー生地にナッツのカリカリ感を与えたものと合わせて組み上げたものです。仕上げは輝きのあるグラサージュで仕上げて見た目にも美味しいお菓子でした。お菓子の仕上げの際、学生達からも歓声が上がっていました。

そしてこちら。

こちらは仕上げに使われているスポンジケーキです。材料を合わせて電子レンジで火を通す、というテクニックを見せてくださったのですが、これは最近になってレストランなどで使われているテクニックでお菓子屋さんでは殆ど見かけることはありません。学生にとっても初めて見るテクニックでみんな興味津々に授業を受けていました。

ボワイエシェフと坪井君、

貴重な3ショット

講習の途中には、研修中の坪井君ともナイスなコンビネーションで仕事を見せてくださいました。そしてシェフは坪井君のことを「彼は初めて会った時から笑顔で、とても感じがいいし、仕事もちゃんとやってくれるし、最高の研修生だ!」と仰っていました。これは学生たちに、研修に向けて何が1番重要かダイレクトに伝わりました。

今回助手を務めたのは、二ッ森さんと加藤君。緊張しつつも、真剣な眼差しでシェフの仕事を手伝いました。

二ッ森さん「普段、講習を受けている時より、助手としてシェフの横にいる方が早く、綺麗な仕事をしなければならないと実感しました。研修中の先輩がシェフとコミュニケーション取っている姿を見て、半年後に自分がここまで出来ているのかと刺激を受けました。」

加藤君「今回助手をして、あまり動けませんでしたが1つだけ大切だな、と痛感したことがありました。笑顔です。もちろんそれだけでは足りませんが、感じの良い人間であることがとても大切だと改めて感じました。フランス語も日々の実習もさらに頑張ろうと思った1日でした。」

最後にボワイエシェフを囲んで、集合写真。

今回も新しいテクニックや、仕事の仕方、シェフの考え方などいい刺激を受けたようです。素晴らしい経験になりましたね。

次回の外来講習も楽しみです。