TOKYO

Kitchen Lab. PRISMの「賄い」をご紹介!

Kitchen Lab. PRISM
調理応用技術マネジメント学科

2025.09.10

「Kitchen Lab. PRISM」は、調理応用技術マネジメント学科2年生が運営するレストラン実習室です。グランドオープンから約2か月が経ち、お陰様で多くのお客様にご利用いただいています。
学生達もオープン当初から少しずつ成長し、自分たちでより良くなるように考えて日々運営しています。
本日はそのKitchen Lab. PRISMより、学生たちの賄いを紹介します。

お昼の営業が始まる前の10:40~11:30の時間に、学生たちは全員で賄いを食べて休憩します。
その賄いを作成するのももちろん学生です。
クラスの中で西洋料理担当チーム、日本料理担当チーム、サービスチーム、賄い料理作成チームの4つに分かれて実習を進めていきますが、今回はその賄い料理作成チームに密着しました。

メインとなる料理は週替わりで決まっており、ドライカレー、ナポリタン、ハヤシライス、うどんなどがあります。メインのメニューは決められたレシピがあり、注文された材料を基に作成しますが、副菜や前菜はその時にある材料から学生たちが考えてつくります。その材料は、PRISMの実習で使った材料の端材だけではなく、実習で切りもの練習をした野菜や、だしを引いた後の昆布や鰹節など様々です。
限られた時間の中で、限られた食材で料理を考え作成することは、実際に就職してからも賄いを作る上でとても重要な力となります。
ハードルが高そうに思いますが、学生たちは実に楽しそうに相談をして料理を考え出します。

本日のメイン料理はうどんとご飯。
余り材料は、笹がき牛蒡、刻みネギ、じゃがいもや人参の切りくずなど。さてここからどのような料理になるでしょうか?



笹がき牛蒡と人参、じゃがいもは千切りにしてかき揚げになりました。

刻みネギはごま油で炒めてすり胡麻を加え、甘辛く味付けをして混ぜご飯に。
かき揚げがうどんに浸みて柔らかくならないようにと、ご飯の上に乗せて提供していました。



別の日は、だしで炊いたおからと人参、グリーンピースに卵と小麦粉を加えて油で揚げて、「がんもどき」のようなものが出来ました。



賄いを食べている様子。



前日の4時限目の90分間でメニューを考えて仕込みをし、当日の1限目の90分間で約40人分の賄いを仕上げます。
アイデア力と実際に料理を作成する力、両方が伴わないと難しいですが、どの班も想像以上に美味しいものを生み出してきて、職員も毎回何が出来上がるのか楽しみです。

この経験がこれからKitchen Lab. PRISMでのオリジナルコースメニューを考える学生の力になることを期待しています!

~プロフィール~
辻調理師専門学校 東京 

調理グループ 西洋料理担当
尾崎 久美子
出身は辻調東京のある東京都多摩地区です。
自然豊かで、学校が多く、便利で住みやすいところですよ!
特に桜の季節はおすすめです!