【栄養学】どの世代にも"おいしい"を届けるために
こんにちは!
いよいよ12月も終わりが近づき、辻調理師専門学校 東京では、
校内のあちこちに素敵なクリスマスツリーが飾られています。
もうすぐ訪れる冬休みは、クリスマスパーティや年末年始の家族との食事など、
心温まるひとときを過ごすシーズンですね。
そんな大切な時間を支えているのが、調理師やパティシエ。
食を通じて人々に幸せな時間を届けられることは、本当に素晴らしい仕事だと感じます。
さて今回は、そんな職業を目指す学生たちが、将来どの世代にも
おいしい料理やお菓子を提供できるように学んでいる「栄養学」の授業をご紹介します。
今回のテーマは「高齢期の食事」です。
授業ではまず、管理栄養士の先生から、高齢期に起こる身体的変化や、
それに伴って必要となる栄養素について学びます。
身体的変化にはさまざまなものがありますが、代表的なものは次のとおりです。
・咀嚼(そしゃく)機能の低下:噛む力が弱くなる
・嚥下(えんげ)機能の低下:食べ物を飲み込む力が弱くなる
つまり、「カミカミごっくん」がスムーズにできなくなるということです。
その結果、食事を楽しめず、食欲が低下してしまうこともあります。
そこで重要になるのが、食べやすく、かつ栄養価の高い料理です。
学生たちは、どんな食材や調理法が適しているのかを考え、実際に試飲・試食を行いました。
今回の授業で用意したのは「とろみのついた飲料」と「すりおろしりんご」。
学生からは「口から喉にゆっくり降りていくのが分かった!」という声もあり、体験を通して理解が深まったようです。



さらに、お重に詰められた高齢者向けの日本料理を観察したり、
希望者が試食したりすることで、見た目・食感・調理法の工夫について学びました。
「同じ料理でも、少しの工夫でこんなに食べやすくなるんだ」という気づきは、
将来現場で大きな力になるはずです。
授業の最後にはレポートにまとめ、学びを振り返りました。
レポートには、
「少しでも噛むことができ、食感があるように調理を工夫することで、食事が楽しめるのではないかと思った」
「今まで通りに食べられることは幸せの一つだと思う」
など、この授業を通じて感じたことが書いてありました。
一人ひとりに最適な食を提供できるよう、真剣に学ぶ学生たちの姿はとても頼もしく感じます。
こうした学びは、調理師やパティシエとして働く際にも必ず活かされるでしょう。
様々な世代や状況の方にも安心して楽しんでいただける食事を提供できることは、
食のプロフェッショナルにとって大きな強みになるはずです。
~プロフィール~
辻調理師専門学校 東京
専門講義科目グループ
五味 詩奈子
栄養学、食品の安全と衛生を担当
辻調グループ エコール辻東京日本料理マスターカレッジ卒業
管理栄養士、食品衛生管理者、フードスペシャリストの資格をもっています。
私は毎年、頑張りすぎずに作れるお節を用意しています。
新年を迎えるにあたり、一品一品に込められた幸せへの願いを思いながら、
家族と手作りのお節を囲む時間は、まさに"口福"そのものです。
そろそろ、今年は何を作ろうかと考えたり、お買い物リストを作ったりと、
ワクワクしながら準備を始めています♪☆♪


