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食のコラム&レシピ

「ウィーン研修日記」 Kaiserschmarrn カイザーシュマーレン

ウィーン研修日記
連載おやすみ中

2010.01.23

どうも。田中です。
窓際に積もってる雪を見たら、一粒一粒雪の結晶になってました。
雪が降っている中を歩いても、コートが濡れたりしません。気温が低いから、雪が簡単に溶けないのと、雪自体とってもさらさらしています。粉雪ってこういうのの事言うんだ~という発見をした今日この頃です。

ウィーン菓子というと、ザッハトルテ、アプフェルストゥルーデルというイメージが強い気がします(個人的かもしれませんが)。
でも、まだまだ、名物デザートはあります!
今回紹介するカイザーシュマーレンもそのひとつです。
ウィーンでは、カフェやレストランで食べることが出来るデザートです。簡単に言うと、ウィーン風パンケーキと言った感じでしょうか・・・。
ポストカードになる位の名物デザートです!

フランツ・ヨーゼフ皇帝が愛したデザートと言われています。
ちなみに、フランツ・ヨーゼフ皇帝とは、美貌の皇妃としても知られるエリザベート(愛称シシーィ)に一目惚れをして結婚にいたった事でも有名です。


こちらは、カフェ・ツェントラル!
ウィーンのカフェの優雅さを感じる1876年オープンの老舗のカフェです。
こちらで、カイザーシュマーレンを頼むと・・・・

・・・・写真だと分かりづらいのですが、ものすごい量です!!
カイザーシュマーレンは、プラムのソースと合わせて食べるのが一般的です。
そして、プラムのソースは・・・・

オシャレなカレーのようですが・・・
カフェ・ツェントラルのカイザーシュマーレンは、砂糖がこげてキャラメルっぽくカリカリした部分もあったり、ふわふわしている部分もあったり、一皿で色々な食感を感じる事が出来るカイザーシュマーレンでした。
ただ、本当に量が多く、通りすがりの大きな外国人の方が(私の方が外国人ですが)私のカイザーシュマーレンを見て「ツーフィール(多すぎる)」と言っていたので、やはり多いのかと思います。ちなみに8.50ユーロでした。

お次は、こちらです。

ツボルフアポステルケラー。
ケラーとは、ワインセラーの事で、このツボルフアポステルケラーは、数あるウィーンのケラーの中でも一番低い位置(地下)で営業している事で有名なワインセラーです!
ちなみに、こちらにある、ツンゲ(牛タンの燻製の薄切りに西洋わさびを添えて・・・訳・田中)は最高においしいです!!

そして、こちらでカイザーシュマーレンを食べると

料理の後に食べる事も考えて量は比較的少なめですが、やはりプラムのソースがついてきました。
お値段は、6.80ユーロでした。
ちなみ、奥に見えるのは、これもウィーン名物のパラチンケン。オーストリア風クレープです。

個人的にお勧めなのが、こちら・・・・

カフェのティローラーホーフです!
内部は大理石のテーブルで、落ち着いた時間が流れている雰囲気です。ここのカフェは観光客が少なく、いつも来る常連客が同じ席で新聞を読み、コーヒーを飲んでいるような空気がただよっています。
アプフェルストゥルーデルがここのカフェの名物として有名です!

りんごはかなり煮崩れていて、とても柔らかい食感です。四角い型で焼いて切っているタイプでした。
そして、ここのカイザーシュマーレンは、

お腹がすいていたこともありましたが、食感は、かなりモチモチしていて、また食べに行きたくなる感じでした!!
やはり、プラムのソースと合わせて食べます。
食べている間にも、3回くらいカイザーシュマーレンを運んでいるところを目撃しました!人気ですね!!
ちなみにお値段は、6.50ユーロでした。

ウィーンには、まだまだ紹介したいお菓子、デザートがたくさんあります。
昔からあまり変わってないものも数多く、そのためか、そのお菓子やデザートに歴史的エピソードがあることが面白さのひとつでもあります。
次は、何を食べようか・・・・。色々な意味で、大きく成長して帰りそうです・・・(涙)

では。