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料理のチカラプロジェクト

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多様な方々をおもてなしするために①/ハラ-ル対応

G20 大阪サミット

2019.07.02

-G20首脳夕食会での世界中から集まる主要首脳の皆様への料理提供-
実施に際して、参加される方々の宗教・哲学・信条・嗜好を把握することが必須となりました。
そこで事前にアンケートを実施し、複数のコース料理を用意。さらに59名の嗜好に合わせて、カスタマイズいたしました。ハラール、ビーガン、グルテンフリー、食物アレルギー、肉・魚の苦手な方、肉の焼き加減など・・・。提供する料理にレギュラーもオルタナティブもありません。

G20の主旨を考慮すれば、多様な食文化への尊敬を欠かすことはできません。
59通りの料理提供など、おそらくG20では初めての試みだったのではないでしょうか。


まず、厨房設計段階から取り組んだのが「ハラール対応」でした。
迎賓館にある既存の厨房施設に隣接する仮厨房を設置し、あらゆる製造ラインを分けました。さらにその隣には移動調理施設、つまり「キッチンカー」をおきました。一般的にキッチンカーは調理能力は高くなく、空調能力も低いといわれています。そこで、徳島県が持つ3tのキッチンカーに白羽の矢を立てました。なんと5名のスタッフが同時に中で調理することができ、業務用のスチームコンべクションオーブンも設置されています。






キッチンカーは「ハラールエリア」とし、ハラール認証の石鹸にて洗浄しました。
皆様に安心して料理を召し上がって頂きたいので、あらゆるところで手を抜くことはできません。
なお、専従する職員はハラールの研修会にも事前に参加しました。






インバウンドの兆候があった5年前より、辻調理師専門学校はハラールに関する知識獲得に動いていました。
特に国際都市を目指している大阪では、ムスリムフレンドリーへの取組みが早く、勉強会などの開催が活発だったため、今回の夕食会での対応はスムーズに行われました。辻調理師専門学校では、今回の経験をもとに、今後ハラールに特化したカリキュラム作成をしたいという声も挙がっています。