素敵な本との出会いを!~図書室の本棚をご紹介~
辻調理師専門学校 東京の図書室。
「食に関する専門書がたくさんある」と言われていますが、実際にどのような本があるのでしょう。さらに詳しくご紹介します。
学校の正面玄関を進むと、防犯ゲートがあります。
ゲートの先が図書室です。
勉強に集中できそうながっしりしたテーブルもあれば、
リラックスして読書できるソファーもあります。
開放的な雰囲気は、この図書室の大きな特徴の1つと言えるでしょう。
辻調東京 図書室の2つ目の大きな特徴は、何といっても蔵書の種類です。
図書室の本は、これまで辻調の先生達が、自身の知識を深めるために実際に使用してきたものが多くを占めます。このため、日本料理・西洋料理・各国料理・製菓・製パン...などの貴重な専門書が数多くあります。
その他、技術的な知識を深める本だけでなく、食文化史や人類史、食にまつわる小説や随筆、さらに食物図鑑や事典など食に関する知識や興味を多様な側面から刺激する本が並んでいます。
辻調東京 図書室の特徴その3は「独自の分類・配架」です。
例えば図書室の蔵書のうち「フランス料理」を取り扱っている本は、日本語で書かれたもの以外にもフランス語の原書が多くありますが、すべて「フランス料理」の本のコーナーにまとめてあります。
日本料理のコーナーには、英語やフランス語で書かれた日本料理の本も一緒に並べてあったり...。
一般的な日本の図書館や図書室では本を分類し配架を決める際、日本語の本と外国語の本を同じ棚に並べる事はあまりありませんが、
辻調東京では、読み手が学びたいジャンルを優先し、言語にとらわれず様々な同系列の本を手に取ってもらえるような配置にしています。
食品・食材に関しても同様、興味のジャンルからアクセスできる配架になっています。
乳製品のコーナー
薬用植物・ハーブ・スパイスのコーナー
チョコレートのコーナー
図書室の一角には、辻調グループがこれまで著作・監修・編集協力等を手がけてきた「辻調の本」のコーナーを設けています。
辻調グループ校で使ってきた歴代の教科書や、懐かしいテレビ番組や映画の関連本なども並んでいます。
また、辻調グループ創設者 辻静雄が著した貴重な著作や研究書もあります。
「フランス料理研究」(辻静雄著)
いまやネットで手軽に様々な情報にアクセスできる時代ではありますが、デジタル化前の時代に出版された本の情報はネット上で見つからない事もあり、実際の本を見てみて初めて得られる知識も多くあります。
豪華な装丁の料理やお菓子の本は見るだけでも楽しいですし、紙の本での調べものは、探し始めた目的以外の知識も思いがけず得られるチャンスにあふれています。
授業が進むにつれ、近頃は色々な情報収集をしに図書室へやってくる学生も増えてきました。
図書室は10/1(火)から一般開放も行われます!
皆さんも辻調東京の図書室で、ぜひ素敵な本と出会って下さい!
一般開放について詳しくはこちらのブログをご覧ください。
~プロフィール~
辻調理師専門学校 東京
事務グループ
合田 達子
イタリア留学と現地での勤務、辻調グループフランス校勤務を経て現職。