TOKYO

ジビエの季節がやってきました!

調理応用技術マネジメント学科

2025.11.04

ジビエ・・・皆さんはどのようなイメージを持っていますか?

辻調理師専門学校 東京では、調理師として
ジビエに対する正しい知識を持てるように授業を行っています!
今回は猪肉ついて学ぶ授業の様子をお届けします!

実は、猪肉の授業を行う2週間前には鹿肉の授業が行われました!



その際に、学生は試食だけでなく、ジビエの概要、注意点、生産者の声などを学びました!
少しその様子もお届けします!

学生にとって鹿肉の授業が『ジビエ』の初回授業であるため、食中毒のリスクや危険性を学びます。
さらに、料理人には大切な『安心な料理』を出せるようになるために加熱条件も学びます。
合言葉のように出てくる言葉は『摂氏75度で1分間以上又はこれと同等以上!』
この効力を有する加熱方法により、喫食することができます!
鹿肉の授業では、学生が安全な火入れを実際に実施し試食しました。

それらの前回学んだことを踏まえて、今回は猪の授業です!

今回の授業の目的と狙いは、
 ①ジビエ肉の社会的背景・流通課題を理解する
 ②消費拡大につながる魅力的な提案を考案する
 ③料理人としての発信力・提案力を養う
の3つです。

とは言いつつも.・・・
まずは食べて猪を知ろう!
3品の料理を作成して試食をします。
立候補した学生が前に出て作成!
つくる学生も見ている学生も猪肉の扱い方から作り方、料理の味付けまで
意見や感想が飛び交って教室の中は活気にあふれています!



食べた後は・・・?
大前提、美味しい料理をつくることは大切です。
ですが、今回はその先を目指し、試食の後は各班に分かれて
鹿肉、猪肉と学んで得たことをどう生かすことができるのかを考えて
プレゼンテーション資料を作成し、クラス内で発表します!
テーマは『ジビエ肉の販売量拡大に寄与するイベントを考えよう』です。

さらに発表する、聞くだけでなく、お互いのプレゼンテーションを採点します!
評価項目は下記の通りです。
 ①創造性:独自性や話題性のある企画か
 ②実現可能性:現実的に実施できる内容か
 ③発信力:プレゼン・資料・表現力
 ④食の専門性:調理や衛生・栄養への理解
 ⑤発表のわかりやすさ:説明が聞きやすく、伝わりやすい
 ⑥チームワーク:役割分担・協力姿勢
これらは卒業した後にも求められるスキルです!
今回の授業では料理を学ぶだけでなく、
これからの飲食業界で求められるスキルを身につけていきます。

プレゼンテーションはドキドキ!

みんな真剣です!
質疑応答の時間では発表者に鋭い質問や、思わぬ角度からの質問も飛んできます!
プレゼンテーション、質疑応答の後はみんなで点数発表!
それぞれ良かったところをはじめ、意見を交換します。

ジビエ授業の様子はいかがでしたか?
今回は調理応用技術マネジメント学科2年生の理論授業の様子をお届けしました!
学生がこれからの飲食業界で必要とされる多様な分野の視野を広げる機会になり、
料理を通して貢献できることが見つかるきっかけになるような授業を行っています!

~プロフィール~
辻調理師専門学校 東京
西洋料理担当
遠藤 さくら

栃木県出身 宇都宮餃子は酢コショウで食べます!
右手に餃子、左手にビールの二刀流でたのしみます(笑)