洋菓子コンテスト「ジャパン・ケーキショー東京」の裏側!
2025年10月14日から16日、浜松町にて
国内最大級の洋菓子コンテスト「ジャパン・ケーキショー東京」が開催されました。
全16部門にわかれており、それぞれの部門に全国からたくさんの作品が集まります。
今年度は辻調理師専門学校 東京から3名の学生が、
第6部エコール部門のマジパン仕上げに参加しました。
その様子をお伝えしようと思います。
1年生の時にマジパン細工を行っていますが、基本となる動作だけになります。
進級してから、「アート実習」という授業内で
21㎝の土台にマジパン細工を行うグループ作品を作成しました。
それからマジパンに興味がある学生、コンテストに出してみたい学生を募集したところ
多くの学生が手をあげてくれたので、5月に校内予選が行われました。
製菓職員の厳正なる審査の上、決定したのが、今回出場した3名になりました。
校内予選が終わると、すぐさまコンテストに出展する作品の全体図を考えなければいけません。
約4か月あると思っていても実は時間が足りないくらい
休み時間、放課後を利用して作品を作るための色合わせや練習などを日々行いました。
コンテストに出展するようなマジパンの作業は、
細かく繊細で思っているよりも意外に作業時間がかかることが多いです。
細かくなくとも人形の動きや表情、マジパンらしい丸みや艶など、考えることはたくさんあります。





まずは人形や建物などのパーツの作成を行います。
ひとつひとつ丁寧に作業を行っているので、
少しでも失敗してしまうとやる気がなくなってしまうこともあります。(私の経験談ですが...)
失敗をして気分が落ちてしまっても、すぐさま気持ちを切り替えて作業している姿がとても印象的でした。
パーツができたら、コンテスト近くになり、土台をつくる作業を行います。

そして組み上げを行います。
ここから学生たちの緊張も高まっていきました。


完成図や頭では考えていたものの、実際に土台に置いてみると少し違ったことや、
設計と違ったハプニングもありつつ、作業を進めていました。
何とか搬入日までに完成!



裏側などちょっとした場所などに工夫をしているみたいです。
今回は個人で搬入するため、無事に浜松町に着くことが最大のミッションでした。
無事に搬入できたようで一安心!
学生に話を聞いてみると...
「もう今年はマジパンをみたくない。」それぐらいずっと向き合ってきたという証拠ですね!
「けれど、他の作品をみて、数年後にはまたコンテストに参加したい!」というコメントをもらいました。
最後に校長先生と今回のコンテストについて座談会がありました。
和やかなムードでしたが、校長先生からの質問に緊張しながら答えていました!

コンテストに参加するには、大変なことが多いですが、それでも良い経験がたくさんあります。
「将来、また挑戦したい」という気持ちがあるのが、素晴らしかったです。
3人ともお疲れ様でした!
~プロフィール~
辻調理師専門学校 東京 洋菓子担当
中濱 尚美
写真を撮ることが好きです。
日常学校生活をお届けできたらと思います。


