TOKYO

バターを作ってみよう!

製菓応用技術マネジメント学科
製菓衛生師本科
調理師本科
調理応用技術マネジメント学科

2025.11.12

みなさん、こんにちは!
だんだんと寒さが増してくるこの季節、体の芯から温まるようなお料理が恋しくなってきますね。
グラタン、クリームシチュー、クラムチャウダー、かにクリームコロッケ...
どれも濃厚で、白い色合いやクリーミーな味わいが特徴ですね。
さて、これらのお料理に共通する食材は何でしょうか?

そう!牛乳です!!

今回は、牛乳をもとに作られるバターをテーマに、
食品学の授業で【乳脂肪の特徴を理解してバターを作ってみよう!】の授業を行いました。

バターは料理やお菓子作りに欠かせない食品の1つです。
まろやかな口当たりとバターが持つ風味は、料理やお菓子をよりおいしく豊かにしてくれますね。

実は、バターは牛乳に含まれる『乳脂肪』を集めてつくったもの、を指しています。
授業では、まずバターとはどのようなものなのか、中に含まれている成分についての理解を深めます。

バター作りの手順を示した動画もみんなで確認して、準備はOK!

それでは、お楽しみの実験スタートです。
今回は、わたしたちの身近な食品でもある生クリームを使って、バター作りを行いました。

使用するのは、
1.直前まで冷蔵庫でよく冷えた生クリーム
(乳脂肪分が高いものがおすすめ!今回はタカナシ乳業の乳脂肪47%を使用しました)
2.ふたができる空のペットボトル容器
これだけです。

まずは、冷たいお水が入ったペットボトルを空にするために、みんなで乾杯。
素敵な笑顔です!


空になったペットボトルに、生クリームをこぼさないように、そーっと注ぎ入れ、
ふたをしっかり閉めたら、『おいしいバターになーれ!』と思いを込めてシェイクします。
ただただ、振る作業だけど、みんなとっても楽しそうです♪

ホイップ状になった生クリームをさらに振り続けると
(変化があまり見られないこの数分間のシェイクは思いのほか大変です...)、
分離が始まり「パシャパシャ」という音に変わっていきます。
そうすれば、もう完成!
分離したバターミルク(成分としては、ちょっと濃厚な牛乳です)を取り出したら、
配付したクラッカーに手作りバターをたっぷりつけて、召し上がれ♡

みんな、渾身の手作りバターをおいしそうに食べていました。
分離したバターミルクも、優しい甘味と濃厚な風味があり、
試飲希望した学生たちはおいしいー!と言いながら、試飲していました。

わたしたち専門講義科目の授業では、
【専門講義科目の授業を学ぶことで、学生が好きな料理やお菓子に関する学びが深まり広がる!
料理やお菓子がもっと好きになる!】という思いを大切に、
講義科目の中にも体験できる要素をたくさん取り入れながら、
学生と一緒に楽しく学びが深まるような授業作りを楽しんでいます。

~プロフィール~
辻調理師専門学校 東京 専門講義科目グループ 
河合 麗子

食品学、実践栄養学担当
管理栄養士、フードスペシャリスト、中高家庭科教員1種免許状を持っています。
幼いころから、料理やお菓子を食べること・作ることが大好きです!
先日は子どもが掘ってきたさつまいもを使ってニョッキをつくり、
おいしいクリームソースも作って、秋の味覚を満喫しました♪
世の中には一年中、おいしい食べ物で溢れていることを改めて実感しました。