≪スキルアップ実習≫に潜入!!
10月に入り、辻調理師専門学校東京は、
セミの鳴き声から、鈴虫の鳴き声へと変わり、季節の移り変わりを感じる時期となりました。
製菓衛生師本科と、製菓応用技術マネジメント学科1年生は、早くも入学をして半年が経ちました。
前期の期末試験が終わり、学生のみなさんを見ると、ほっとした様子が伺えますが、
後期が始まるまでの間、教室を解放した≪スキルアップ実習≫を行いましたので、潜入して様子をのぞいていこうと思います。

≪スキルアップ実習≫は、製菓や製パンのスキルを上げることを目的として、
今回は自由参加で、苦手なものや、トライしてみたいものを自分で考え取り組んでいます。


1年生は、「基礎技能テスト」という、クリームの絞り出しや、
ショートケーキの周りをコーティングするナペという作業、
文字を描くパイピングなど、1年生の間に習得したい技術が書かれたシートをもっています。

それをクリアするために、みなさん必死に練習をしています。
また、半年実習をして苦手なものも見えてきました。
自分なりに練習をしてみますが、なかなかうまくいかず、
再度、先生を呼んで教えてもらう様子もたくさん見ることができました。


クリームの絞りといっても、様々な種類の絞りがあります。
「丸の絞りは得意だけど・・・星の口金を使った絞りは苦手だな」や、
「1つはきれいに絞れるけど、等間隔に、そして大きさをそろえてたくさん絞ることは苦手だな」など、
それぞれの悩みをみなさん持っています。
お菓子を作成する普段の実習と違い、≪スキルアップ実習≫は、
自分としっかりと向き合って、苦手なものをとことん練習し、スキルアップできる時間です。


≪スキルアップ実習≫では、基礎技能に加えて、実習や講習で習ったお菓子など、
スキルを上げるためにお菓子を作成することも可能です。


製菓応用技術マネジメント学科の2年生は、興味のあるお菓子を作成していました。
理論で先生が作っているのを見て興味を持ったもの、実習で作成したけどうまくできなかったもの、
そして、チョコレートなど専門的な技術が必要なものなど、みんな思い思いに取り組んでいる様子を見ていると、
とても楽しそうで、いきいきとしていました。


≪スキルアップ実習≫を終えて、実習室を出るころには、
うまくできなかった事が、練習前と比べてコツをつかんだ様子も見て取れ、前向きな気持ちになっていたのかな??と感じました。

≪スキルアップ実習≫は、本科授業のないまとまった時間がある日程で、年に数回開催しています。
10月の2週目からは、後期がスタートします!!
前期と同じように、後期も切磋琢磨して頑張りましょう。
~プロフィール~
辻調理師専門学校 東京
洋菓子担当
小島はづき
フランス菓子の誕生秘話や、その土地の文化を知ることが好きです。
訪れた場所のマグネットを集めていて、冷蔵庫はマグネットで溢れています。


