「落語食堂 - らくしょく - 」は上方古典落語の噺に登場する料理を辻調グループ日本料理の先生が再現し、
落語家の桂吉坊さんと"お喋り"を展開する毎日新聞夕刊（近畿版）の連載です。


今回のお噺は、「けんげ者茶屋」。
年始にぴったりのお正月らしいお噺です。

元日からお茶屋へ繰り出した冗談好きの旦さんが、お節料理を食べながらゲンの悪いこと言って、
芸妓をからかうお噺。


お噺に登場し、旦さんにからかわれるお節料理を作ったのは、
日本料理の中林直也先生。

今回の対談で吉坊さんからはゲンの悪い言葉は出なかったようで、ホッとしているようです。



正月料理

新筍旨煮





●材料●　4人分
筍・・・・・・・・・・・・1本

煮汁
＿だし汁・・・・・・・・・300ml
＿味醂・・・・・・・・・・30ml
＿塩・・・・・・・・・・・小さじ1/4
＿薄口醤油・・・・・・・・20ml
＿削り鰹・・・・・・・・・適量

(分量外)米ぬか


●作り方●
1. 筍は米ぬかを加えたたっぷりの水で1時間ゆでる。ゆで汁のまま冷めるまでおく。
2. 冷めれば筍の皮をむき、適当な大きさに切る。
3. 鍋にだし汁と筍を入れて火にかける。沸騰したら味醂、ガーゼに包んだ削り鰹を加え、落とし蓋をしてコトコトとゆるやかに躍るくらいの火加減で約10分煮る。塩、薄口醤油を加え、さらに約10分煮る。そのまま冷まして味を含ませる。