製パン・中田梨花先生【第48回 技能五輪国際大会(中国・上海)】日本代表選手に選出
2025年11月26日(水)、インテックス大阪にて行われた「第48回 技能五輪国際大会(WorldSkills Competition)」パン製造職種(Bakery)の日本代表最終選考会において、辻調理師専門学校・製パンの中田梨花先生が金賞に輝きました。これにより、2026年9月に中国・上海で行われる本大会へ、日本代表として出場します。
中田梨花先生
技能五輪国際大会は、原則22歳以下の青年技能者を対象に、技能競技を通じて各国・地域の職業訓練の振興や技能水準の向上を図るとともに、国際交流と親善を目的として隔年で開催される、幅広い職種を対象とした国際技能競技大会です。職種の数はおおよそ60種。その規模の大きさから、別名「技術のオリンピック」とも言われています。ワールドスキルズインターナショナル(本部:オランダ・WSI)が運営し、日本は中央職業能力開発協会(JAVADA)が加盟。パン製造職種については、リテイルベーカリー協同組合がJAVADAの依頼を受け、日本代表選手の選考を担っています。
技能五輪国際大会
https://worldskills.jp/worldskills/

最終選考会の様子
最終選考会では、バゲット・クロワッサン・ブリオッシュの3種類の生地を仕込み、基本のバゲットに加えてクロワッサン2種、ブリオッシュ2種を焼き上げ、さらに飾りパンも制作します。これらすべてを6時間以内に仕上げるというものです。
中田先生にとって、今回が人生初のコンクール挑戦でしたが、校内選考を勝ち抜き、日本代表最終選考会でも見事優勝という快挙を達成しました。本大会ではさらに厳しい規定と高度な技術が求められるため、9月の国際大会に向けて、今後も競技力向上のための訓練を重ねていく予定です。
中田先生、そして日本代表選手団への応援をよろしくお願いいたします。
●先生のコメント●
年齢制限のある大会で、今回が自分にとって最後のチャンスでもあったため、実力を試す良い機会だと考えてエントリーしました。普段から学生の指導に携わっているので、人前で作業することには慣れているものの、大会という特別な場ではやはり緊張を感じました。その一方で、独特の緊張感の中でパン作りができる喜びも味わいながら臨むことができました。本番では、とにかく制限時間内に美味しいパンを焼き上げることだけに意識を集中させていました。競技は想像以上に順調に進み、時間内に無事焼き上げられたことにほっとしました。他の出場者の作品を見て、改めてレベルの高い大会であることを実感しました。
そのような中で優勝という結果をいただき、嬉しさよりも驚きのほうが大きく、しばらくは実感が湧きませんでした。私自身も驚きましたが、帯同してくれた辻調の先輩職員のほうが驚いていたようです(笑)。大会初出場でこのような結果を残せたことは大変光栄であり、この結果に恥じないよう、今後もこれまで以上に練習を重ねていきたいと思います。
本戦に向けた準備の一環として、クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・ブーランジュリーに挑む日本代表の公開練習を見学する機会がありましたが、スピードや技術レベルなど、あらゆる面で圧倒され、自分に足りないものの多さを痛感しました。同時に、「自分もあんなふうになりたい」という前向きな憧れも生まれました。限られた準備期間を無駄にせず努力を続け、本戦では表彰台に立てるよう、技術面・精神面ともに成長していきたいです。

金賞メダルと、厚生労働大臣・リテイルベーカリー協同組合からの賞状


