ABOUT US

料理のチカラプロジェクト

ブログ

ル・パン バゲット&クロワッサン チャンピオンシップ2025(韓国)の決勝審査を担当

教育連携
海外

2025.11.11

韓国を代表する製パンの職人技術を競う大会 Le Pain Baguette & Croissant Championship 2025(ル・パン バゲット&クロワッサン チャンピオンシップ 2025)がおこなわれ、辻調理師専門学校の浅田和宏先生が、教育・技術支援の一環として、バゲット部門の決勝審査員を務めました。

https://lepainbaguette.co.kr/
https://www.instagram.com/lepain_seoul/

浅田和宏先生

本大会は、韓国の製パン業界で最も権威ある大会のひとつです。参加資格は、韓国国内に事業所があるベーカリー所属のパン職人であること。技術向上に貢献するとともに、フランスパンに対する一般の認識と、成熟した文化の醸成に貢献することを目的としています。また期間中は、フランスの製パン技術を指導するマスタークラスも設置されており、業界に携わる人たちにとっては広く学びを得られる場でもあります。

大会委員長は、LE PAIN(ル・パン)のオーナーシェフで、韓国の製パン業界を牽引し、多くの後進の育成者としても知られるイム・テオン氏です。イム先生は、辻調とMOUを締結しているキョンヒ大学校の外来講師も務めており、辻調が著した『科学でわかるパンの「なぜ?」』の韓国版も監修されました。

イム先生(右)と浅田先生(中央)
浅田先生の通訳は、辻調ソウル事務所担当者であるシン・ヒョンジョンさんが務めました。

本大会決勝は、ソウルを代表する大型複合施設COEXモールにて、2025年11月6日~10日にかけて開催。
決勝大会にすすんだシェフたちは、厳しい国際基準で審査されました。

審査の様子

審査員のみなさんとの集合写真

浅田先生は、11月10日におこなわれたトークショーにも登壇。米を主食とする日本において、本場のフランスパンがなぜ根づいたのか。歴史・文化・技術な要因が複合的に関係したこと、そこには教育機関の果たした役割も大きいです。浅田先生は人材を育成する立場から、日本の製パン業界を取り巻く事情や直面する課題などを語りました。ほかには、同じく審査をつとめたフェランディ・パリのDidier Chaput氏、アメリカの料理大学CIA(The Culinary Institute of America)のMelina Kelson氏が登壇。グローバルな視点でのパンの位置づけと未来について学べる時間となったようです。


下記YouTubeチャンネルにて、浅田先生へのインタビューが公開されていますので、ぜひご覧ください。
Behind the Dough「韓国パン文化が次のステージに進むには?」
https://youtu.be/gnWKIMbsBYk?si=Mq0aBdCfDc3J2RF6


ちなみに、会場では辻調ブースも設置していただきました。
とてもかわいいので共有します!