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"グレーテル"のスタジオから【キング牧師のピーチコブラー】

グレーテルのかまど
テレビ

2024.07.09

7月8日放送の「グレーテルのかまど」は、いかがでしたか。

今回の、グレーテルが残したメッセージは
「夢を語りながら食べよう」



今宵ひもとくのは、「キング牧師のピーチコブラー」です。

アメリカ公民権運動の先頭に立った、マーティン・ルーサー・キング牧師。
リンカーン大統領の奴隷解放宣言から100年目の1963年、首都ワシントンに集まった人々に向けて
「私には夢がある。いつの日かこの国が立ち上がり、
『すべての人間は生まれながらにして平等であることを自明の真理と信じる』
というこの国の信条を、真の意味で実現させるという夢が。」と演説したキング牧師。
そんなキング牧師が愛したのが、桃をたっぷり使った「ピーチコブラー」。
支援者たちと一緒に食卓を囲んだ時にテーブルを彩ったといわれるスイーツです。

今回は、桃をたくさん使ったピーチコブラーに挑戦します。
レシピ指導は、中濱尚美先生。



ピーチコブラーは、アメリカ南部の家庭的なスイーツなので材料も作り方もシンプル。
まずは、主役級の材料である桃の下処理から。

日本の桃は、アメリカの桃に比べて柔らかくてジューシーで甘酸っぱさが弱いので、
今回は「すもも」も追加して酸味を足し、本場アメリカのピーチ感を出すことに!



桃の皮は包丁を寝かして上手にむきます。



皮をむいた桃とすももを鍋に入れ、砂糖とレモン汁と一緒に火にかけて
沸騰したら弱火でじっくり煮て、ていねいにアクも取ります。



これで、桃の下準備は完了。

ちなみに、キング牧師の生まれ故郷ジョージア州は
別名「ピーチ州」と呼ばれるくらい桃の名産地。
毎年5月末頃には「ピーチフェスティバル」が開催されるんだそうです。

さて次は、ベースになる生地作り。
材料は小麦粉、ベーキングパウダー、塩、グラニュー糖。
そして今回はバニラの香りを移したバニラシュガー、あとは牛乳。
以上の材料をざっくりと混ぜ合わせます。



もうひとつ大事なのがバター。
これは、あらかじめ湯煎して溶かしバターにしておきます。
溶かしバターを入れた器に、先ほど混ぜ合わせた材料をさっと入れます。ここで、混ぜないのがポイント!



最後に、桃とすももを投入して190度のオーブンへ。
とっても、シンプルです。いい色に焼けました。



仕上げに粉砂糖をかけ、最後にミントを飾ります。
アメリカ南部の素朴なスイーツ、ピーチコブラーの完成。



差別のない世界を願ったキング牧師の夢に思いを馳せつつ、
たっぷりの桃で作ったダイナミックなピーチコブラーを楽しみましょう。



キング牧師の「ピーチコブラー」のレシピはこちら


月曜日の夜は、「グレーテルのかまど」をお楽しみに!
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「グレーテルのかまど」https://nhk.jp/kamado
毎週月曜日放送 22:00~22:25(NHK Eテレ)
【再放送】翌月曜11:05~11:30(NHK総合)、翌水曜15:10~15:35(NHK Eテレ)
★「グレーテルのかまど」過去放送分の裏側やレシピはこちら↓
https://www.tsuji.ac.jp/hotnews/cat621/cat709/index.html
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