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"グレーテル"のスタジオから【ピーターラビットのはっかあめ】

グレーテルのかまど
テレビ

2025.05.20

5月19日放送の「グレーテルのかまど」は、いかがでしたか。

今回の、グレーテルが残したメッセージは
「もしものときのために」



今宵ひもとくのは、「ピーターラビットのはっかあめ」

レシピ指導は橋本素明先生です。



イギリスの湖水地方を舞台に描かれたピーターラビットの物語は、世代を超え、世界中で愛され続けています。
1913年に出版された第19作『こぶたのブランドのおはなし』に登場する「はっかあめ」は
ちょっとした失敗から生まれたミント味の砂糖菓子。
イギリス・ケンダルの町で生まれ、ケンダルミントケーキという名がついています。
こぶたたちがもしものときのためにとっておいたように、
探検家や登山家たちも、もしもの時の携行食として愛用している大切なおやつなんです。

まずは、ペパーミントの葉を使ってシロップ作り。
ヘンゼルが育てているペパーミントを使いましたよ。



水で洗ったら、しっかり水気を切って葉の部分だけをつんで。
はっかとペパーミントの違い、勉強になりましたね。



鍋に水とグラニュー糖を入れ、フツフツしてきたら火を止めてぺパーミントの葉を入れ、
再び沸騰させたら火からおろして蓋をし、じっくり蒸らします。
茶こしでこして、冷蔵庫で冷やしたらミントシロップの完成!



次は、いよいよケンダルミントケーキを。
鍋に水、グラニュー糖、そして水あめの順番に入れて、130℃まで煮詰めます。
ケンダルミントケーキは間違えて低い温度で止めちゃったという失敗から生まれたので
通常の飴づくりより、少し低めの温度で火を止めて失敗を再現!
130℃で火を止めたら水に当てて90℃まで冷まし、再び火にかけて均一に温めて。
そこに、ミントシロップを加えて泡立て器で一気に混ぜ、液体が少し白く濁り始めたら型に流します。



次々と結晶ができて固まっていく様子を製菓の専門用語では「しゃらす」と言うそうですよ。
白くさせすぎると型に入れる前に固まってしまうので、タイミングがとっても大事!



固まったら型から取り外して、チョコがけタイプのものも作ります。
チョコレートは45℃に調整して、半分だけドボンとつけて、冷やし固めます。



これで、ケンダルミントケーキの白と黒ができました!
ペパーミントのさわやかな香りが口いっぱいに広がり、チョコでコーティングするとリッチな味わいに。




『ピーターラビット』は48ヶ国語以上に翻訳され、多くの国で出版されていますが、
世界で最初に翻訳されたのは、日本語だったんですって!

「ピーターラビットのはっかあめ」のレシピはこちら


月曜日の夜は、「グレーテルのかまど」をお楽しみに!
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「グレーテルのかまど」https://nhk.jp/kamado
毎週月曜日放送 22:00~22:25(NHK Eテレ)
【再放送】翌月曜11:05~11:30(NHK総合)、翌水曜15:10~15:35(NHK Eテレ)
★「グレーテルのかまど」過去放送分の裏側やレシピはこちら↓
https://www.tsuji.ac.jp/hotnews/cat621/cat709/index.html
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