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毎日新聞「美食地質学」 第3講 深海・富山湾―白エビ 海盆と立山「宝石」すくすく

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美食地質学入門

2023.06.08

6月6日(火)刊行の毎日新聞〔夕刊〕に、「美食地質学」が掲載されました。

「美食地質学」は、食通のマグマ学者・巽好幸先生と、辻調理師専門学校の教員が、地質学と美食の関係をテーマに、それにまつわるお料理とお酒を楽しみながら対談をおこない、理解を深めていくという企画です。

今回の担当は前回(第2講「瀬戸内海の恵み ―アイナメ」)に引き続き、辻調理師専門学校の松島愛先生です。巽好幸先生(ジオリブ研究所所長)とのトークも軽快。

第3講のテーマは「深海・富山湾」。富山湾の宝石といわれる白エビの料理に舌鼓を打ちながら、後ろに立山、前に海盆を控える独特の地形がもたらす奥深さに迫りました。

第3講 深海・富山湾―白エビ 海盆と立山「宝石」すくすく
https://mainichi.jp/articles/20230606/dde/012/070/005000c (閲覧には会員登録が必要です)


お料理は、ストーリー仕立ての白エビコース。胡麻豆腐にキラキラ輝く白エビを添え、見た目にも涼しげな趣向で1品目。限界までやわらかく、白エビの旨味が口いっぱいに広がる真薯のお椀には、満足感が加速。白エビ黄身煮が存在感を出す炊き合わせで、胃も気持ちもほっこり。最後は海老の子に見立てたそぼろを忍ばせた押しずしで〆。



料理を担当したのは、山本雅博先生。日本料理のハレの食事らしく、料理に意味を込めて。「繁栄」を願った仕掛けがたくさん隠された料理を仕上げてくれました。


助手は堀井翔先生です。仕事が早い!

今回合わせた日本酒は、富山県南砺市 成政酒造株式会社の「成政・黒」。槍を持つ佐々成政のラベルもかっこいい。南砺の雄山錦を用いてつくられた、味のバランスが良くて飽きのこないお酒でした。成政酒造さんありがとうございました。

フィリピン海プレートのお話はダイナミック。
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