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毎日新聞「美食地質学」 第4講 豊穣の海・東京湾 アナゴ

新聞
美食地質学入門

2023.07.05

7月4日(火)刊行の毎日新聞〔夕刊〕に、「美食地質学」が掲載されました。

「美食地質学」は、食通のマグマ学者・巽好幸先生と、辻調理師専門学校の教員が、地質学と美食の関係をテーマに、それにまつわるお料理とお酒を楽しみながら対談をおこない、理解を深めていくという企画です。

今回の対談は、辻調理師専門学校の湯川徳之先生が担当しました。お隣にいらっしゃるのは、巽好幸先生(ジオリブ研究所所長)です。
実はこんな感じで、白板に貼った資料を見ながら対談しています。

第4講のテーマは「豊穣の海・東京湾 アナゴ」。東京湾の食材として古くから馴染みのある穴子に舌鼓を打ちながら、なぜ穴子が棲みやすいのか、豊かな海資源はどうできたのか、「地震の『お椀』」など様々な角度から対談しました。

第4講 豊穣の海・東京湾 アナゴ
https://mainichi.jp/articles/20230704/dde/012/070/003000c (閲覧には会員登録が必要です)



料理は、贅沢な穴子の肝の佃煮、香ばしい八幡巻き、味噌漬け豆腐を敷いた穴子の燻製の前菜三種、芽葱と山葵で食べる焼き穴子、煮穴子と煮汁を生かしたちらし寿司。関東を意識し、濃口醤油の香ばしさを裏テーマにした料理の数々でした。


料理制作を担当したのは、若林聡子先生。葉かいしきをはじめ、全体的な色味や形など、赤みをひかえているのがわかるでしょうか。
雨がしとしと降り、晴れると辺りは新緑が広がる。そんな季節感が伝わってくるようなコンセプトで、楽しみながら作ってくれました。


助手をつとめたのは小川雅史先生。焼き床やいこった炭が出てくるのは、日本料理ならでは!

今回合わせた日本酒は、神奈川県海老名市にある泉橋酒造の「いづみ橋 生酛(きもと)黒とんぼ 純米酒」です。角が取れた穏やかな熟成の旨み、きめの細かな酸が心地よく広がるお酒でした。ラベルはこんな感じ。ありがとうございました!




対談中の楽しそうなオフショットを一枚

次回の掲載は、8月1日の毎日新聞夕刊です。どうぞお楽しみに。