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毎日新聞「美食地質学」 第10講 リアス海岸と三陸の恵み ホタテ貝、アワビ、ムール貝

新聞
美食地質学入門

2024.01.10

2024年1月9日(火)刊行の『毎日新聞・夕刊』に、「美食地質学」が掲載されました。
食通のマグマ学者・巽好幸先生(ジオリブ研究所所長)と、辻調理師専門学校の教員が、地質学と美食の関係をテーマに、それにまつわるお料理とお酒を楽しみながら対談をおこない、理解を深めていくという人気連載です。

今回の対談担当は、辻調理師専門学校の日本料理・湯川徳之先生です。

巽先生(写真左)と湯川先生(右)

第10講のテーマは「リアス海岸と三陸の恵み ホタテ貝、アワビ、ムール貝」。
海産物の宝庫である三陸海岸。その景観は北と南でまったく異なるといいます。その個性の理由と、海がもたらす恵みの食をテーマに、新年らしく贅沢な「貝づくし」を楽しみました。

ホタテ貝、アワビ、ムール貝
ムール貝は、石巻市にある株式会社 海遊(KAI-YOU)さんによる提供品です。ありがとうございます!

●毎日新聞「美食地質学」第10講 リアス海岸と三陸の恵み―ホタテ貝、アワビ、ムール貝
https://mainichi.jp/articles/20240109/dde/012/070/005000c(閲覧には会員登録が必要です)


料理を担当したのは、日本料理の村島弘樹先生です。海外でのお仕事も多い先生で、「美食地質学」では初めての登場です。

今回は割烹のようなカウンタースタイルだったので、巽先生からの質問が正面から飛んでくる場面も。

どれから箸をつけようか迷いに迷う山海の前菜は、まさに三陸尽くし。肝醤油をかけた蒸し鮑と添えの大根旨煮、香ばしい帆立おかき揚げ、牡蠣のオイル漬けに、仙台産の甘みが強い「まがり葱」南蛮漬けと「ちぢみほうれん草」の胡麻和えの4種類です。

三陸尽くしの「山海の前菜」

次に、塩気の強めなムール貝の個性を生かしたみぞれ鍋で、お腹を優しく落ち着かせます。ムール貝は、日本料理では馴染みがありませんが、貝のうまみが出汁となって味わえて、とても深みのある滋味。燗酒がすすむと大好評。

熱々のムール貝みぞれ鍋

ビジュアルの豪華さに思わず声が上がったのが、こちらの三陸海鮮飯。
あわび、ほたて、牡蠣、まぐろ、イクラ、めかぶ、海苔と貝だしのゼリー2種などなど、まさに宝石箱。



巽先生と湯川先生もニッコニコ。「お酒が飲める丼やね!」と、最後のひとかけらまで名残惜しそうに召し上がっていました。


こちらをご飯にかけて、勢いよく「かっこむ」。

助手をつとめてくれたのは、日本料理の竹下紘叶先生です。

ちなみにお酒は、宮城県・一ノ蔵の特別純米酒「超辛口」を合わせました。



幸せそうな写真をもう一枚

次回の掲載は、『毎日新聞(夕刊)』2月6日発行を予定しています。
どうぞお楽しみに。