『落語食堂 らくしょく』開店!(40日目)
毎日新聞夕刊(関西版)9/1(火)号に掲載されている『落語食堂 らくしょく』!
今回のお噺は、「皿屋敷」。
皆さんご存知の幽霊になったお菊さんがお皿を「一枚、二枚...」と
数えて十枚あるはずの皿が九枚しかないという怪談話に、
楽しいオチがついているお噺。
暑い季節にぴったりの怪談話、でも料理は登場しない。。。
このお噺に挑んだのは、日本料理の村島弘樹先生。
まずは、お噺の舞台が播州赤穂ということで
兵庫県産のお酒で乾杯。
1品目は、「菊花とルーコラのお浸し」
「ルーコラの苦みといちじくの甘みが絶妙なバランスですね。」
ルーコラは西洋料理によく使われる野菜ですが
だしといちじくとのバランスがとても美味な一品。
ルーコラと菊のコントラストもきれいです。
菊は、お気づきの通り"お菊さん"にかけて。
次は、「あこうの湯洗い」
播州赤穂にかけて、アコウの刺身です。
アコウの本名はキジハタですね。
「もともと身がしっかりしていて固いので
湯に通すことで少し柔らかい食感にしました。」と村島先生。
さらに、
「怪談話は生ぬるいイメージなので、
湯に通して生ぬるさも表現しました。」
村島先生、ちょいちょい挟んできますね(笑)
しかしこの一皿、それより何より
吉坊さんのお皿には、さり気なく添えられた
かぼちゃの飾り切りが。。。
なんと、チョウチョでした。![]()
「季節外れですが、お菊虫にちなんでチョウチョを。
僕は何回やっても蛾にしか見えなくて、
かぼちゃ1個分くらい練習しました(笑)」
「まさかここまで蝶がクローズアップされるとは。。。」
と照れる村島先生。
その横で吉坊さんは必死に撮影されておりました。
最後は、「九米おこわの海鮮あんかけ」
なんと!9種類の米を使ったご飯です。
九米(まい)=九枚
・・・お菊さんのお皿は九枚しかありませんでしたね。
皆さん、お米を9種類言えますか?
「7つまではすぐに出てきたんですけど、
あと2つが難しかったですね。」と言いながら
村島先生が1つ1つ紹介していきます。
白米、赤米、黒米、緑米、発芽玄米、そば米、もち米、
そして村島先生が苦心して探した、香り米と餅粟。
香り米は少し香ばしい匂いがするとか。
「ん??」と首をかしげながら吉坊さんがくんくん。
そして餅粟、これは中国名で"黄米"というそうです。
「餅粟が"黄米"でなかったら、今回の構想はアウトでした(笑)」
とにかく無事に九米そろってよかったです。ホッ。
そしてそして、
「皿が1枚なくなっているので、"ひと手間"入れて完成させたくて、
海鮮あんかけにしました。」と、海鮮あんが登場。
素敵な演出ですね。
「うまっ!!」と吉坊さんがうなる。
締めには、
「"九米おこわ"なだけに"お~こわ(怖)っ"」と。
・・・・・。( ̄▽ ̄)
本日もありがとうございました!
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