「The Japan Times Destination Restaurants 2026」発表
辻芳樹校長が審査員を務める「The Japan Times Destination Restaurants 2026」が発表されました。
https://authentic-japan-selection.japantimes.com/jp/
日本の風土や気候の本質は地域にこそ表れるという考えのもと、地域に根ざした独自の才能を発掘し、既存のレストランランキングとは異なる視点を提示することを理念として、毎年10店舗が選定されています。敢えて、東京23区と政令都市を対象から外し、"日本人が選ぶ、世界の人々のための、日本のレストランリスト"として選ばれた10店舗の中から、「Destination Restaurant of the Year 2026」に選定されたのは、宮城県気仙沼市にあるフカヒレ料理専門店『気仙沼 KUROMORI』です。
https://authentic-japan-selection.japantimes.com/jp/restaurant/2026-02/


先日、「Destination restaurant award」の授賞式が行われました。
その様子はこちらご覧ください。
審査員:辻芳樹校長のコメント
「地方にこそ美食がある」という概念が定着しているフランスでは、ポール・ボキューズやジョエル・ロブションなど、フランスの名シェフでパリ生まれの人はいない。地方では土地の特色や民族性を表現しやすいという利点があり、日本のガストロノミーにおいても、地方の優位性は年々高まってきている。
また、これまで日本では料理人が技術を研鑽するには都会に出ないといけなかったが、昨今は地方の店でも高い技術を身につけることができるようになってきた。特に今年の10軒を見ると、技術や表現力の多様性が一気に広がったように思う。その結果、富山県『レヴォ』谷口英司シェフや和歌山県『ヴィラ アイーダ』小林寛司シェフなど、近年、地方のガストロノミーを牽引してきたシェフたちの次の世代が台頭してきた。
山形県・山形座瀧波の『Ukitomam(ウキタム)』の中川強シェフは日本料理のようで、そうでないような個性的な料理を作っていて、ここ数年で著しい成長を遂げたことが選出につながった。長野県『mano』西本竜一シェフは香りを生かすのが上手なうえに、想像もつかないような視点から食材を捉えている。
若い世代にとって、「地方で料理をするのがかっこいい」という風潮が定着してきたのは喜ばしいこと。地方のガストロノミーはまだまだ伸びる。シェフたちのさらなる研鑽を期待したい。


