金塚小学校5年生対象「究極のみそ汁を作る!」特別授業実施
2026年3月6日(金)、金塚小学校5年生32名を対象に、辻調理師専門学校にて総合学習「冬野菜+みそ汁=究極の一杯を!」の授業協力を行いました。本学習のテーマは"みそ汁"。生徒たちは事前に自分たちで大根を育てており、その収穫物を使って「自分たちが考える究極のみそ汁」を完成させることを目標に取り組みました。
辻調では「プロから学ぶ『だし』と『みそ汁』」を軸に、① だしの違いを知る、② みその種類を知る、③ 育てた大根をどう生かすか考える、④ 具の組み合わせを選ぶ、⑤ 究極の一杯づくりに挑戦する、⑥ 味の違いを感じて振り返る
という流れで授業を構成。みそ汁という身近な料理を題材に、味の仕組みや食材の扱い方、食文化や環境への視点まで、幅広い学びが得られる時間となりました。
今回の授業協力の主担当は、日本料理教員の音部暖菜先生です。
実習当日を迎える前には、金塚小学校の代表生徒が辻調を訪れ、自分たちが調べている内容や、さらに探究したいこと、感じている課題などを発表しました。こうした事前交流により、生徒たちの学びの方向性を共有し、当日の授業内容をより深めるための準備が整えられました。
特別授業当日は、まず「みそ汁を構成する要素」を学ぶ座学からスタート。だしの違いを実際に試飲し、みその種類と特徴も学びました。みそ汁のおいしさを決める要素を理解することで、どのだしを使い、どのみそを合わせるか、イメージを持ちながら実習に臨むことができます。

途中、「プロの包丁技術を見たい!」というリクエストに応え、宮﨑皓太先生が切りものの技を披露する場面もありました。
基本的な知識を身につけた後は、実習室へ移動して白衣に着替え、衛生面の注意を受けてから調理に入ります。班ごとの作戦会議では、だしとみその組み合わせ、大根と他の具材の相性、切り方や下処理などを話し合い、方向性を決定。いよいよ「大根を使った究極の一杯」づくりに挑戦しました。
班ごとに、どのだしを使い、どのみそを合わせ、育てた大根をどう生かすかを相談しながら、みそ汁の方向性を決めていきます。
調理の先生からアドバイスを受けつつ、意見を出し合う姿はとても真剣です。

5年生には少し重たく感じる鍋も、丁寧に、慎重に扱いながら作業を進めてくれました。 一つひとつの動作に気持ちがこもっていて、"自分たちの一杯を作る"という意識が伝わってくる場面でした。
みそ汁をいただいた後は、片づけまでしっかりと。
後日、生徒のみなさんからは、学習の振り返りレポートと辻調へのお礼状をいただきました。レポートには、大根を育てた経験、だしの違いから学んだこと、みその種類による味の変化、班ごとの工夫点、これまで飲んできたみそ汁との比較、次に作るならどう改善するか、食文化・環境とのつながりなど、多様な視点が丁寧にまとめられており、辻調の担当者一同、興味深く拝読しました。
一杯のみそ汁を通して、食材の背景、技術、文化、環境まで多角的に学んだ今回の授業。辻調としても、生徒のみなさんの真剣な姿勢と柔らかな発想に刺激を受ける、実りある時間となりました。


