OSAKA

辻調理師専門学校

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3年制学科3年生 ~トップシェフからの評価~

高度調理技術マネジメント学科

2019.03.08

どうもYAZYです。
今回も3年制学科の素晴らしい取り組みを紹介します!

高度調理技術マネジメント学科では、
3年生になると学生1人1人が研究テーマを決めて、卒業までの1年間とことん研究します。
今回私はその研究のテーマである「麻婆豆腐」を、
夙川の中国料理の名店「ラヴェニール・チャイナ」のオーナーシェフ、今村料理長に食べて頂くチャンスがありました!!

ただ試食するだけでなく、今村料理長に、私の麻婆豆腐がなぜできて、どういう思いがこもっているのかをプレゼンテーションしてから、私が実際に料理を作り、食べていただき、どのように今村料理長が感じられたのか、お話させて頂く機会となりました。



今村料理長のコメントとして
「私の思っていた麻婆豆腐と違い、肉料理という感じがしたところが、新鮮だった」
「これだけ浸透している麻婆豆腐にこういうアプローチをしてくることに面白さを感じた」
「料理にNGはない」
「美味しい料理=儲かるとも限らない」
「認めてもらう=お金を落としてくれるかどうか」
「70回という試作回数はプロの世界からすれば少ない」
「自分の料理最高!と自分ひとりで完結すること無く、その先に食べる人がいるということに意識を向けられるか」
などなど、他にもたくさんのお言葉をいただけました。

コメントを頂きながら、私とは決定的に違う点は「商売をされている」ということだと気付きました。これは「生計を立てている」「生業にしている」という表現よりもよりリアルに感じ、 私達学生には実感することのできない、料理人において最も気にしなければいけない重要でシビアな点であるとあらためて気づかされました。

先生からは
「自分の一皿を作るために視野を広げ、自分の一皿という小さな世界に落とし込んだ、そして次はそれをどのようにしたいのか?そこを考えなさい」
ともコメントを頂きました。

自分の料理にある思いを、誰かに伝えて、多くのフィードバックを頂けたことがものすごく意味があったと思いました。これからプロの世界に入る私が、プロの世界の方から直接意見を頂けたのはとても良い経験になりました。
今回の経験を活かして、自分の一皿に新たな要素として加え、より良いものを作っていきたいです。

YAZYでした。