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辻調理師専門学校 東京

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本年も!ナレ先生東京校来校! 〜本場フランスの授業を目の前で体験〜

調理師本科

2025.06.10


先日、辻調グループ フランス校から
Aimé NALLET(エメ・ナレ)先生が来日。

ナレ先生はM.O.F.(フランス最優秀技術者章)という
フランス文化の最も優れた継承者にふさわしい高度な技術を持つ職人に授与される賞を受賞しています。
ナレ先生が着用している白衣の襟元にはその証であるトリコロールが輝いています。

昨年に続き2回目の来校で、今回も講習室にてデモンストレーションを実施。
1年生を対象とした授業を覗いてみましょう。

今回の授業では下記の3品を学生の目の前で披露。
「Canard á l'orange」
「feuilleté de pigeon」
「Poitrine et cuisse de pigeon poêlées au d'abats et quelques champignons」

学生は授業が始まる前から興味津々!
料理や食材のことからシェフのことまで終始質問が絶えませんでした!

シェフはもちろんフランス語で授業を進めます。
学生はこれまで勉強した用語を一生懸命に聞き取っていました。
なかには座っているだけでなく、興味から立ち上がって授業を受ける学生も多数いました。

バター(le beurre)、塩(le sel)、コショウ(le poivre)などの材料名はもちろん
切る(couper)、漉す(passer)、焼く(sauter)などの調理用語もネイティブな発音です。
最初は聞き取りに戸惑っていましたが、
授業の後半には聞き取れるようになっている様子も見られました。
途中難しい言葉、表現があっても日本人の調理職員がサポートします。
そのため専門的な内容を一緒に理解を深めつつ授業が進みます。

下準備から付け合わせの組み立て、メイン食材の火入れまで
あっという間に進んでいきます。
目の前で広げられている授業に学生は質問したり、
食材の状態を写真に収めたりして積極的に参加していました。

特に日本とフランスでの共通点と違う点に興味を持って聞いている様子でした。
例えば、今回使用した食材の鴨。日本産とフランス産の違いについて学びました。
他にもフランスでは日本と全く同じ条件で料理することはないため、その違いについても学びました。
フランス校ではそのような日本と異なる食材、器具、文化についてさらに学び深めます。

授業が終わった後はナレ先生へ質問したり、写真を撮ったりしました。
フランス語が分からなくても伝えようとする熱意と
学生の輝かしい笑顔でナレ先生とコミュニケーションをとっていました。
学生にとってフランス人のシェフと話す貴重な経験になったのではないかと思います。
また今回の授業では秋からフランス校進学予定のお二人にも
アシスタントとして授業のサポートをしてもらいました。

今回の授業を通して学生たちはM.O.F.であるナレ先生とのふれあいで
視野がより広がり、よりフランス料理を愛すきっかけになれば幸いです。

Merci beaucoup Monsieur NALLET.

~プロフィール~
辻調理師専門学校 東京
西洋料理担当

遠藤 さくら
栃木県出身 宇都宮餃子は酢コショウで食べます!
右手に餃子、左手にビールの二刀流でたのしみます(笑)