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フランス校日記・日本編 ~レクレール校・エメ・ナレシェフ来日~

フランス校日記

2014.11.12

11月7日(金)


ボンジュール、フランス校大阪事務局のモッサンです。
10月末から丸2週間、レクレール校のエメ・ナレシェフが来日し、授業や講習などを行いフランス校の魅力を
伝えてくださいました。今日は大阪滞在中の様子を少しご紹介します!


10月29日(水)に東京から大阪に移動したナレ先生。
翌日からも大阪の各校舎での授業や特別講習、オープンキャンパスなど予定がみっちり入っていました。
辻調理師専門学校では、来年フランス校へ進学する学生と、調理技術マネジメント学科1年生など希望者を中心に
特別授業が2回行われました。

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当日は、MOF(国家最優秀職人)のナレシェフから本場のフランス料理を教えてもらえるということで、
多くの学生が参加しました。


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ジェスチャーを交えてわかりやすく話してくれるナレシェフ。それを西洋料理の桐明先生が絶妙なタイミングで
通訳してくださいます。
多くの学生がシェフのその仕事の美しさやスピードなどについて、感銘を受けていました。
講習中は真面目な話だけでなく、時には日本語を交えたジョークを言って笑いが起こることも。
学生たちがリラックスして受講できるようにと、常に学生を思うことも忘れないナレシェフ。
これもシェフの魅力だと感じました。
当日披露くださった料理は2品。2種類の違ったお皿に合わせた盛り付けを紹介くださいました。


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(写真左)TARTE FINE DE HOMARD,SALADE DE POUSSES D’EPINARD, VINAIGRETTE DE YUZU
オマール海老のタルト、ほうれん草のサラダ 柚子のソース・ヴィネグレット

(写真右) DOS DE CHEVREUIL ROTI, COUQUELINE DE POMMES DE TERRE AUX TRUFFES
鹿背肉のロティ じゃがいもとトリュフのククリーヌ添え


講習終了後には参加証をくじとした、くじ引きゲームを実施!ナレシェフからフランスのキッチングッズなど
プレゼントをもらった学生がいました。1位はなんと講習のお肉料理を一皿プレゼント!!
この日の幸運の持ち主は女子学生でした。満面の笑顔でパチリ!
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最後に、ナレシェフから料理人としてこれから羽ばたいてゆく皆さんへ温かいメッセージを
頂きました。一人一人が何かしらのメッセージを受け取り、これからの料理人人生を豊かにすべく
学業、自分磨きにと頑張ってほしいと思います。


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また、ナレシェフは大阪滞在中のフリーの時間を利用してフランス校卒業生の職場を訪問されました。
まずは、梅田にあるホテル、ザ・リッツカールトン大阪のフランス料理レストラン「La Baie(ラ・ベ)で
活躍する2011年、2012年の卒業生を訪問。


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(左から)ラ・ベ料理長クリストフ・ジベール氏、2011年春コースレクレール卒濱瀬 智子(サーヴィス)さん、
ナレシェフ、2013年春コースレクレール卒吉田 智(料理)さん


シェフとの久々の再開に、卒業生の2人も大変喜んでいました。


続いて訪れたのは、大阪・北浜にある老舗フレンチ「レストラン ルポンドシエル」。
ルポンドシエルは、フランス・シャスレーにある2つ星レストラン「ギィ・ラソゼ」と技術提携をしています。
ギィ・ラソゼ氏はフランス校へ外来講習にもお越しくださっている、ナレシェフもよく知る料理人。
研修生も受け入れてくださっています。
当日は、レクレール校の第1期生でもある、ルポンドシエル取締役総料理長の吉川 憲二氏と、ラソゼ氏の
推薦を受け、現在ルポンドシエルでシェフを務めるステファヌ氏にお会いしました。


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(左から) 吉川氏、ナレシェフ、シェフのヴァヴォン・ステファヌ氏、


もう1軒、大阪で人気のレストラン「ラ・フェットHIRAMATSU」にも卒業生がいるとのことで訪れました。
ラ・フェットは、大阪中之島・フェスティバルホールの上層階にある「株式会社ひらまつ」のフランス料理レストラン。
フロアにはチャペルもあり、レストランウェディングも可能な大規模なお店です。
ここではなんと、5名の卒業生が活躍していました!


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(左から) 2013年春コースレクレール卒竹内 崚恭さん、、2007年春コースレクレール卒辻 哲也さん、
2013年秋コースレクレール卒谷川 周平さん、ナレシェフ、2013年春コースレクレール卒古賀 真人、
2012年秋コースエスコフィエ卒饒波(よは)正也さん、シェフの長谷川 幸太郎氏


ラ・フェットHIRAMATSUシェフの長谷川氏は、料理の世界大会・ボキューズドール2007年の日本代表でもあります。
本大会に向けて現地での最終調整はレクレール校で行っていましたので、ナレシェフとは久々の再会となりました。


このように大阪市内だけでも多くの卒業生達が、日本の食業界を支えるべく充実した表情で働いていました。
短期間の滞在でしたが、教え子たちに会えてナレシェフも非常に喜んでいました。


すべての予定を終えて、11月7日(金)にナレシェフはようやく帰国の途につきました。
2014年秋コースの学生達がシャトーで首を長くして、シェフの帰りを待っていることと思います。
シェフ、本当にお疲れ様でした!!
Merci M.NALLET et a bientot !
(ナレシェフ、ありがとうございました、そしてまた会いましょう!!)