【ヴィルフランシュの名店】Chocolatier Bruno Saladino(ショコラティエ ブリュノ・サラディノ)
今回はフランス校から近いヴィルフランシュにあるお店を紹介します。
以前、リヨンにある店舗を紹介していましたが、販売している商品などが違っているのでぜひこちらにも訪れて欲しいと思ったのでレポートします。
前回のフランス校 食べ歩き日記はこちら
https://www.tsuji.ac.jp/college/france/blog/mail_france/patissier_chocolatier_bruno_saladino.html
サラディノ氏はフランス国家最優秀職人章コンクール、ショコラティエ部門で3度ファイナリストに選ばれた技術を基に常に想像力豊かな商品を開発されています。
このヴィルフランシュのお店は外観、内装共に水色を基調としていて清潔感が感じられる中にチョコレート、コンフィズリー、焼き菓子が整頓されて陳列されています。
整然と並べられたボンボンショコラ
外来講習でも見せていただくマジパン細工
焼き菓子
パート・ド・フリュイやギモーヴなど
チョコレート製品やスペシャリテが整然と並んでいます。
シェフにおすすめをお聞きして購入したものを紹介します。
Praline rose de Lyon grand modèle
アーモンドに何度も何度もシロップをかけ、砂糖を再結晶化させて作るリヨン銘菓。
とても手間がかかるため、工場生産品が多く売られていますが、これもこの店舗で作られています。
Tarte praline
アーモンドの入ったクッキー生地にプラリーヌ・ローズを使ったキャラメルが入っています。見かけよりも甘さが抑えられています。
Gâteau des gones
柔らかいアーモンド生地にプラリーヌ・ローズが入ったクレームフランジパンヌ、表面には細かく砕いたプラリーヌ・ローズをのせて焼き上げたお菓子で、現代風に再構築されたタルト・プラリーヌです。
Flan vanille
フランスでポピュラーなフランですが、口いっぱいにマダガスカル産のヴァニラが香る贅沢な一品です。
Macaronade citron
泡立てたメレンゲに皮付きのアーモンドを入れてしっとりと焼き上げたマカロナード生地にレモンの効いたアーモンドバタークリーム、中心にはユズとレモンのしっかりした酸味のあるコンポートが入っていて、甘さの中に酸味がバランスよく組み合わされたお菓子。
Cailloux du Beaujolais
ザクザクしたクッキーの中にノワゼットとアーモンドを砕いたものが入っており、ヴァニラの香りと共に香ばしく焼き上げたお菓子。
今回はシェフの御好意でラボの中を拝見させて頂きました。
お店からラボの様子が見えるオープンキッチンとなっており、中は綺麗に整頓されており、清潔で衛生的な環境でお菓子を作られています。この厨房ではシェフを含め4名で製造を担われているそうです。
リヨンにも店舗がありますが現在はこちらのラボで仕事をされることがほとんどで、ここからリヨンのお店に配達に行っているそうです。
この写真の手前にあるのがパート・ド・フリュイ・ボジョレ、
明日カットするということで残念ながら購入できませんでした。(残念!)
ボンボンショコラにチョコレートをコーティングする機械
アイスクリームなども自家製で作っておられます。
アイスクリーム類は9種類
このような容器に入れて売られています。
真ん中の機械でアイスクリームを作ります
毎期、外来講師としてフランス校に来てくださっており、その際も効率が良く、清潔で無駄のない作業を披露して頂いていますが、従業員の皆さんも同様にされている様子がうかがえ、このことが完成度の高い商品に繋がるのだなと感じました。
Chocolatier Bruno Saladino
152 Rue d'Anse,69400 Villefranche-sur-Saône
04 74 03 89 02
http://www.saladino.fr


