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MAISON LAMELOISE(メゾン ラムロワーズ)

フランス校 食べ歩き日記

2017.08.17

今回紹介するのは、フランス校から車で1時間30分、
ブルゴーニュ地方シャニーの町にある、ホテル・レストラン・ラムロワーズです。

1920年台からミシュランのガイドブックで星付きレストランとして登場している老舗です。
三代目のジャック・ラムロワーズ氏が32歳でシェフとなり、1979年に三ツ星を獲得。
当時の三ツ星シェフとしては最年少でした。
誠実なおもてなしとユーモアたっぷりのお人柄で2009年のご引退まで人々に愛され続けました。

現在、ラムロワーズ家のエスプリと栄光を見事に受け継ぎながら、
新たな輝きを放っているのが、MOFシェフ(フランス最優秀職人賞)のエリック・プラ氏です。

 

エリック・プラ氏は15歳で料理業界に入り、その後トロワグロ、ベルナールロワゾー、
ピエール・ガニエール、アントワーヌ・ウエスターマン、ラ・ベル・オテロの数々の名店で修業を積み、2004年にMOFを獲得されました。
2005年より、レジス・マルコンで料理長を経験した後、2008年にラムロワーズの総料理長に就任し現在に至ります。


レストラン内は白を基調とし、木のぬくもりを感じる落ち着いた雰囲気です。
サロンへ行き、アペリティフとアミューズを頂きました。

 

Amuse-bouche
手前からジャンボン・ぺルシのタルトレット、ブール・ド・エスカルゴ風味のポップコーン、ラングドック・ルション産のグリーンオリーブ

82、145、215€のメニューとアラカルトがあります。
今回は215€のMENU DEGUSTATIONを頂きました。

前菜1品目
シャンピニオンのクレーム、うずらの卵のポシェ
クレームの下にはホウレンソウとラルドン、赤ワインでポシェした小さなシャンピニオン。
クレームの滑らかな口当たりとカリカリのラルドンとパンがよいアクセントです。

前菜2品目
オマールとトマト、カニのタルタル、キュウリのグラニテ
カルダモンの香りをつけた牛乳を薄く固め、丸くくり抜いたところにカニのタルタルを入れ、ラヴィオリ仕立てにしています。
キュウリのグラニテが爽やかで、彩りが良く見た目にも美しい一品。

魚料理1品目
テュルボとマスタードのサバイヨンソ-スベルベンヌ風味
ゆっくりと火を通してふっくらと仕上げたヒラメに、アーティチョーク、リュバーブという酸味のある野菜が添えられています。
マスタードのサバイヨンソースのベルベンヌの香りがとても印象的でした。

魚料理2品目
ルジェとクルジェット、サフラン風味のブイヨンドロシェ
セレアルを皮目につけカリッとポワレしたルジェ、その下には白いんげん豆。
付け合わせにさっと焼いたイカ、滑らかなファルスを詰めたクルジェットがあります。

肉料理
シャロレー牛と燻製の香りのするジャガイモ、エシャロットとプリュノーのコンディマン
セニャンに仕上がったシャロレー牛に、地元ブルゴーニュでとれるカシスペッパーを使用したソースがよくあっています。

アヴァンデセール
グリオットのソルベ、キルシュとアーモンドのムース
中にはキルシュでフランベされたスリーズが入っており、サクランボを様々な形で味わう一品。

デセール
チョコレートのビスキュイとエストラゴンのクリーム
濃厚なチョコレートのガナッシュとエストラゴンの香り、ナッツの食感がよくあいます。

Mignardises & Chocolat

見た目に美しく、繊細な仕事に感動しっぱなしでした。ソースをセルヴィスが目の前でかけてくださり、演出も目を見張るものがあります。
ブルゴーニュを旅行の際はぜひ訪れて頂きたいレストランです!


RESTAURANT&HÔTEL MAISON LAMELOISE
36,place d'Armes-F-71150 Chagny-en-Bourgogne
TEL +33(0)3 85 876 565
http://www.lameloise.fr/