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辻調グループ フランス校

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製菓特別講習 M. M.Jean-Jacques BORNE(ジャン=ジャック・ボルヌ氏)/Marrons Imbert(マロン・アンベール)

フランス校教壇から

2022.06.16

レクレール校でマロン・アンベール社の製菓特別講習が開催されました。
マロン・アンベール社はおよそ100年の歴史のある企業で、ヨーロッパの栗を加工しフランス国内だけでなく世界各国へ供給しています。辻調グループ フランス校とマロン・アンベール社とのパートナーシップにより、製菓特別講習を毎期開催しています。

講師はジャン=ジャック・ボルヌ氏です。ボルヌ氏は日本での人間国宝に値するMOFを受章しており、現在はマロン・アンベール社のデモンストレーターとして同社の製品を使ったフランス菓子の提案をメインに活動されています。

今回、ボルヌ氏に披露して頂いたお菓子は

Mont-blanc Caramel bananes モン=ブラン・キャラメル・バナンヌ
モン=ブランの中にキャラメル風味のバナナが入っています。モン=ブランにフルーツを合わせようと考えた時に、ボルヌ氏のお母さまがよく作ってくれた栗とバナナのデザートをイメージしたとのこと。
マロンクリームは絞り出すのではなく、いかにも絞ったかのように組み立てられるシリコン型を使用しています。こうすることで誰にでも同じ形に出来る様にしたそうです。



ボルヌ氏は「自分はもう年寄りだから~」などと冗談を交えつつ、お手本を見せた後はほとんどの作業をアシスタントに振ってくれました。研究生もフランスに来てから2ヶ月が経過しており、コミュニケーションも問題なくしっかりと取りながらの作業になりました。


とても気さくなボルヌ氏は講習中に研究生を楽しませることも忘れません。
作業中もハイ、ポーズ!
大盛りあがりの講習は瞬く間に終了となりました。


アシスタントを務めた研究生のコメント
「ボルヌ氏はほとんどの作業工程をアシスタントに任せてくださりとても良い経験になりました。今回得た効率的で美しく、状態の良いものを作る為の考え方を活かしていきたいと思います」
「はじめは緊張しましたがシェフとのコミュニケーションを楽しみながら作業出来ました。お菓子作りの経験からくる選択肢の多さに感動しました。私もフランス校生活でしっかりと知識と経験を深めていきたいです。」

最後はボルヌ氏と恒例の記念撮影!

Merci,M.BORNE!!