FRANCE

辻調グループ フランス校

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調理外来講習 Mlle. Audrey JACQUIER(オドレイ・ジャキエ)氏/Le Vivarais(ル・ヴィヴァレ)

フランス校教壇から

2016.05.30

リヨンにあるビストロ「ル・ヴィヴァレ」より、オドレイ・ジャキエ氏にお越しいただきました。父ウィリアム・ジャキエ氏(1996年にM.O.F.(フランス最優秀職人章)受章)と共に「ル・ヴィヴァレ」の厨房を切り盛りされています。オドレイ・ジャキエ氏は24歳の若さにしてすでに料理歴10年で、フランス料理の世界大会「ボキューズ・ドールBocuse d'Or」フランス国内予選の決勝に2度も残っているという実力派です。

今回は2品の料理を紹介してくださいました。

1品目

Tartare de thon et betterave rouge, Guacamole d'avocat au citron vert et fleurs de bourrache

アボカドのムースにマグロとビーツのタルタル。定番の組み合わせですが、白いバルサミコ酢やレモンのオリーブオイル、柑橘風味のこしょう、海藻の塩など様々な香りを組み合わせ、上には色鮮やかなにんじんや花を散りばめて華やかに仕上げています。

2品目

Carré d'agneau rôti à la fleur de thym mitonnée de légumes primeurs

ゆっくりとロゼに焼き上げた子羊に、季節の野菜をたっぷりと添えています。
シンプルな料理ですが、野菜も一つひとつ丁寧に火を通し、最後に肉の旨みの詰まったソースでからめてまとめあげました。

女性シェフならではの、丁寧で綺麗、そして静かな仕事ぶりが印象的でした。
日頃男性シェフの講習が多いので、女子学生には良い刺激になったと思います。

講習のアシスタントを務めたのは、フランス料理研究課程の村松真帆さん(左端)、新井良安くん(シェフ左)、徳丸克也くん(シェフ右)、長澤邦彦さん(右端)でした。