"グレーテル"のスタジオから【杜の都の伊達なスイーツ!仙台駄菓子】
9月8日放送の「グレーテルのかまど」は、いかがでしたか。
今回の、グレーテルが残したメッセージは
「駄じゃない!伊達じゃない?」 
このメッセージをヘンゼルは自分なりに解釈し、伊達メガネをかけていましたね!
しかしながら肝心のお菓子の内容はわからず...。
「駄じゃない、伊達なお菓子」といえば!
ということで今回紐解いたのは杜の都の伊達なスイーツ!
"仙台駄菓子"です!
レシピ監修は立嶋穣先生でした!
その種類は数多く、かつては100種類以上あったのではといわれている仙台駄菓子。
その伝統の背景には、この地の文化の土台を気づいた伊達政宗公、そして、駄菓子に生涯をささげた石橋幸作という職人がいました。
明治30年に生まれた彼は、奥様と一緒に全国の駄菓子を自分の足で調べて歩いたそうです!
今回は味・色・形が変幻自在の仙台駄菓子の中から3種類をかまど流のオリジナルレシピで作っていきます!
まずは【兎玉】と呼ばれるあんこがベースの駄菓子から。
鍋に水飴、こしあん、水を入れてしっかりと沸騰させます。
ボウルに上白糖とはったい粉を入れてよく混ぜていきます。
はったい粉とは焙煎した大麦を挽いて粉にしたもの!香ばしく、懐かしい香りが広がります。
粉を混ぜたら沸騰したあんを加えてヘラで混ぜ合わせていきます。
人肌の温度のうちに一口サイズに丸めていきます!
最後に砂糖、水、水飴を混ぜて煮詰めたすり蜜でコーティングします。
すり蜜はシロップでかたさを調節。湯煎して温度を調整しておきます。
続いては【塩がま】と呼ばれる甘味と塩味のバランスがほどよいお菓子を作っていきます。
ボウルに上白糖と塩を入れ、ねき蜜を加えます。
ねき蜜とは水飴と水を混ぜたものです。
今回は杜の都のイメージにあわせて緑色に着色していきます!
手で握れる状態になったら寒梅粉を加えていきます。
寒梅粉とは餅米を蒸した生地を焼いて製粉したものです。ご存知でしたか?
全体が混ざったら最後にゆかりを加えてゆっくりと混ぜていきます。
混ぜ終わったら流し缶に入れ、押し固めて1時間休ませます!
休ませたあとは食べやすい大きさに切り分けていきます!


さらに指輪の形をした【ゆびわ】という駄菓子を作っていきます!
まずは鍋に上白糖と寒梅粉を入れ、そこに水を加えます。
粘りが出てくるまでしっかりと練ったあとは弱火にかけ、砂糖が溶けて透明感がでるまでゆっくり炊いていきます。
こちらは黄色に色付けしました!
色付けをしたら、片栗粉を敷いたバットに厚さ2センチほどになるように流し広げかためます。
冷ましたあとは短冊状に切り分けて、指に巻きつけて指輪の形にしていきます!
こちらは兎玉と同様にすり蜜でコーティングします。


これで3種類のかまど流仙台駄菓子の完成です!

懐かしい味わいの仙台駄菓子、ぜひおうちで作ってみてください!
杜の都の伊達なスイーツ!「仙台駄菓子」のレシピはこちらから
月曜日の夜は、「グレーテルのかまど」をお楽しみに!
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「グレーテルのかまど」https://nhk.jp/kamado
毎週月曜日放送 22:00~22:25(NHK Eテレ)
【再放送】翌月曜11:05~11:30(NHK総合)、翌水曜15:10~15:35(NHK Eテレ)
★「グレーテルのかまど」過去放送分の裏側やレシピはこちら↓
https://www.tsuji.ac.jp/hotnews/cat621/cat709/index.html
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