"グレーテル"のスタジオから【高村光太郎のレモンコーヒー】
10月6日放送の「グレーテルのかまど」は、いかがでしたか。
いろいろな香水の香りをかいでいたヘンゼル。
今回の、グレーテルが残したメッセージは
「目がさめるような香り」
目がさめるような香りとはレモンの香りでした!
ということで今宵ひもとくのは「高村光太郎のレモンコーヒー」です。
レシピ指導は小島悦子先生です。

著名な彫刻家の長男として誕生した高村光太郎。
「智恵子抄」などの詩人としても知られています。
光太郎は25歳の時にパリに渡ります。そこで楽しんだのがレモンコーヒーでした。
帰国後、光太郎が出会ったのが洋画家の長沼智恵子でした。
ともに暮らし、年月を過ごした光太郎と智恵子。
智恵子が52歳で生涯を閉じるとき、最後に口にしたのは光太郎が見舞いに持って行ったレモンでした。
今回は酸味と苦みがベストバランスなレモンコーヒーを作ります。
通常、レモンコーヒーはレモンをコーヒーに入れるだけでできます。
ですが今回はお砂糖の代わりにレモンジャムで甘さと香りもプラスする、かまどオリジナルのレモンコーヒーを作っ
いきますよ!
まず用意するのは、
レモン、水、グラニュー糖です。
レモンは皮ごとざく切りにし、種は取り除きます。
今回は果汁の割合を多めに作ります。
なのでレモンを丸ごと2個、レモン果汁を50g加えます。ざく切りにしたレモンと絞った果汁、水を鍋に入れてやわらかくなるまで煮ます。
やわらかくなったら氷水にあてて粗熱を取り、
細かくしすぎないようにブレンダーにかけていきます。
ブレンダーにかけたら鍋に戻し、グラニュー糖を加えて軽く煮ます。
ひと煮たちしたら30秒から1分程度フツフツさせます。
そのあとは氷水にあてて粗熱をとります。
これでレモンジャムは完成!
コーヒーをカップに注ぎ、レモンジャムを入れてレモンスライスを浮かべましょう。

さらに今回はレモンジャムを活かしたクレープも作っていきます!
材料は強力粉、グラニュー糖、塩、卵、牛乳、無塩バターです。
まず、焦がしバターを作ります。バターは鍋に入れ、きつね色くらいに焦がし、
きつね色になったら牛乳を一部加えて火をとめます。
ボウルに小麦粉と砂糖、塩を入れて混ぜ合わせます。
そこに卵と焦がしバターを加えて混ぜ合わせ、残りの牛乳を加えて混ぜたら裏ごしをします。
クレープは薄くて均一な生地にしたいので、この手間が重要!
30分ほど経ったら生地を焼いていきます。
フライパンを温めたら薄く油をひいて、濡れたふきんの上にのせて軽く冷やします。
ふきんから持ち上げて空中でフライパンを回しながら生地を薄く均一に流して焼いていきます。
片面が焼けたら裏返して反対側も10秒ほど焼いていきます。


クレープが焼けたら熱いうちにグラニュー糖をかけてたたみます。
その上にバターをのせて、レモンの皮を削り、レモンの果汁を絞ります。
最後にレモンジャムを添えればクレープの完成!

五感を刺激するさわやかなレモンコーヒーとレモンのクレープ!
ぜひおうちで試してみてください。
レモンコーヒーのレシピはこちらから
レモンのクレープのレシピはこちらから
月曜日の夜は、「グレーテルのかまど」をお楽しみに!
-----------------------------
「グレーテルのかまど」https://nhk.jp/kamado
毎週月曜日放送 22:00~22:25(NHK Eテレ)
【再放送】翌月曜11:05~11:30(NHK総合)、翌水曜15:10~15:35(NHK Eテレ)
★「グレーテルのかまど」過去放送分の裏側やレシピはこちら↓
https://www.tsuji.ac.jp/hotnews/cat621/cat709/index.html
-----------------------------


