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毎日新聞連載 -美食地質学入門- 第11講「キンメダイ」

新聞
美食地質学入門

2019.02.05

2月5日(火)の毎日新聞(夕刊)に「美食地質学入門」が掲載されました。
今回のテーマ食材はキンメダイ(金目鯛)

写真では伝わりずらいですが、かなり大きい!!
実は写真を撮るのも一苦労だったサイズ。
今回の金目鯛は高知県は室戸沖で水揚げされたものです。



手前から金目鯛の「煮こごり」「酒盗焼き」「煮つけ」



ウロコもパリっとしている「酒盗焼き」


料理を担当したのは、日本料理 湯川徳之先生。(写真奥)



湯川先生のテーマは「金目鯛を余すことなく、全部使いきる」ことだそう。

宣言通り「煮こごり」には、アラ、胃袋、肝が入っています。


この連載も早いものでもう11回。
そのほとんどのテーマ食材が「魚」だったのですが
いつも巽先生は、「今日の食材で煮凝りも食べたいなぁ・・・きっとおいしいんやろうなぁ・・・」
とポロリ。つまりは念願の煮こごり登場だったわけなのです。





今回も実際に室戸岬に取材に行ってきた大引先生。
仲卸さんから金目鯛の生態を聞いてきたり、室戸岬の地質をじっくり観察してきたのだそう。
「ちなみに、この連載で四国は愛媛を残すのみです。」
香川のオコゼ、徳島のハモ、そして今回の高知の金目鯛ですね。


さて、今回の地質キーワードは「南海トラフ」「フィリピン海プレート」「大陸棚」「室戸岬

フィリピン海プレートは今回で何度目の登場でしょうか。
一番若いプレートで、若いといっても2500万年前にできていて、日本近郊にあるプレート。
いかに日本がこのプレートの影響を受け続けてきたかが分かりますね。



最後に今回の日本酒を紹介します。
高知県土佐市にある「亀泉酒造株式会社」の「亀泉純米吟醸」
大引先生「スッキリしていて、香りがしっかりしていますね。金目鯛にもよく合います。」
同じ産地同士日本酒と食材がよく合うことは、「美食地質学入門」では鉄板ルール。


今回のブログはここまで。
次回もどうぞお楽しみに!