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ニュースリリース

【辻調塾】12月7日/辻調<新>塾:「詩と、映画と、食と」福間健二さんを迎えて

イベント

2012.12.14

2012年最後を締めくくる、辻調<新>塾。
詩人で映画監督の福間健二さんに、詩のなかの、そして映画のなかの「食の風景」を語っていただきました。


新作映画 『あるいは佐々木ユキ』 の公開を2013年1月公開に控えた福間健二さん。
昨年は、詩集『青い家』で第19回萩原朔太郎賞と第49回藤村記念歴程賞をW受賞されています。

福間さんは、現在、首都大学東京で表象文化論の研究分野で映画と現代詩を中心とした文化研究をテーマ
にしながら、詩人として、映画監督しても活躍されています。

「人が人と出会い共に飲食すること」を通過しながら、詩と、映画の世界を話していただきました。
結局、どう食べるか、どう飲むかということが、表現するということにつながって行く。

人はどう他者とかかわっていく、そこに「食」はどうかかわれるのか、そのことが問われるこの時代のテーマ
にもつながるお話でした。

映画監督の福間健二さん


スロヴェニアで開催された「詩とワインの日々」から始まったお話は、草野心平が生活の糧を得るために
やっていた居酒屋「火の車」に、そして、ウエールズの天才詩人ディラン・トマス、福間さんご自身の
ウエールズでの飲食の体験談、高校生の時に出会った故・若松孝二監督との思い出話し、パレスチナの映画を
めぐってゴダールに若松孝二が何故「勝てたのか」、などなど、飲食と文学、詩、映画を縦横無尽に接続していく
刺激的なお話の展開に、参加一同、しびれる夜でした。

また、当日は、福間さんの自作の詩の朗読、ディラン・トマスの詩の英語による朗読も堪能させていただきました。

福間健二さんのプロフィール
http://sasakiyuki.doorblog.jp/archives/19149126.html

福間さんの新作映画 『あるいは佐々木ユキ』 公式サイト
http://sasakiyuki.doorblog.jp/archives/19149126.html