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多様な方々をおもてなしするために⑤/食材調達

現在、国際的な会議や催事を行う際に、「持続可能性」に配慮した食材調達を行うことが慣例となっています。ロンドンオリンピックから始まるこの動きは、東京オリンピック・パラリンピックの選手村等にて提供される食材も例外ではなく、G‐GAPやMSCといった国際認証、それに準ずる認証を取得した食材等の使用が求められます。

東京オリンピック・パラリンピックの1年前に開催されたG20大阪サミットの首脳夕食会でもこの動きを意識した食材調達を行うことになりました。

水産エコラベル認証(MEL)取得を目指している大阪の金太郎鰯徳島GAP認証のレンコン。特に鮟鱇の産地については、水産資源管理研究の第一人者、東京海洋大学の勝川俊雄先生に相談しました。資源管理における国際認証の整備において遅れをとっている日本ですが、「季節の移ろい」を愉しむ食文化は持続可能性の実現させる価値観として、世界に誇れるものだと思います。世界中にある、いわゆる「旬」を楽しむ食文化ではなく、「はしり」「名残り」といった「季節の移ろい」自体を愉しむことを感じてもらいたいと思いました。


▲徳島GAP認証のレンコン

G20大阪サミット首脳夕食会のテーマである「サスティナビリティーとガストロノミーの融合」は、-禁漁期すら情動的に捉え、農水産業者へ思いを馳せる- 世界中の首脳の皆様への食の愉しみ方の提案でもありました。

7月から禁漁期に入る鮟鱇を6月28日に提供する、その「名残りの食材」は、青森県風間浦産のものを選びました。生態調査に基づく禁漁と個体管理、高専度保持技術による品質の向上など技術開発によって、資源管理と収益性の向上とを両立させようとする活動は、SDGs実現を目指す日本のロールモデルになると思います。

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