OSAKA

辻調理師専門学校

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いよいよお待ちかねのチョコレートの授業開始!

洋菓子
製菓技術マネジメント学科

2025.10.30

気温もやっと肌寒くなってきたタイミングで、
みんなが大好きなチョコレートの実習が始まりました。 

製菓総合クラスでは数回連続でチョコレートの実習を行います。
今日の実習はスイートチョコレートを使用した製品をたくさん作成します!

まず、授業の復習でもあり、最も大切な作業であるテンパリング(調温作業)を行います。
この作業を行う事でキレイな艶のある状態で固まり、口溶けも良くなります。

今回の調温はタブラージュ法という技法で行っています。
約50℃に溶かしたチョコレートを2/3~3/4の量を理石台の上に取り出し、
混ぜながら27~28℃に温度を下げ、
残りの温かいチョコレートに戻して混ぜ合わせ、31~32℃にします。

他にも水冷法、フレーク法と呼ばれる技法があり、学生達は既に勉強しています。
本実習では、チョコレートが大量に必要になるため、一番適しているタブラージュ法を選択して
テンパリングをしています。

みなさんもご存じの生チョコレートは、フランス語でガナシュ(チョコレート+生クリーム)といいます。
今日は2種類の風味のガナシュを使って製品を作っていきます。

1年生でも習ったトランペ(チョコレートに潜らせコーティングする作業)をはじめ、


レベルアップした技術が必要なムーラージュ(チョコレートの型に流し、型取りする事)を
初めて練習しています。中々みんな苦戦していますが、出来上がりに乞うご期待!


他にもジャンデュジャ(チョコレートとナッツを混ぜた副材料)+アーモンドを混ぜて固めたものや
チョコレートを丸く絞り、ドライフルーツやナッツ類を乗せたもの、

アーモンドをキャラメリゼ(砂糖を焦がしてコーティングしたもの)してチョコレートを絡めたものと
盛りだくさんの製品を頑張ってつくっています!

最後は箱などにキレイに詰めて持ち帰り準備。


頑張って作った成果です!

トリュフ2種類
つるっとしたライン模様のトリュフ : オレンジ風味のリキュールを加えたガナシュ使用
トゲトゲしたトリュフ : ラズベリーのピューレを加えたガナシュ使用


ボンボンショコラ

ジャンデュジャ・オ・ザマーンド:四角い形のチョコレート

マンディアン:丸いケースに入っているもの
アーモンド・オ・ショコラ:袋詰めしてあるもの

次回の実習は更に難しいミルクチョコレートを使用した製品になります。
みんな、頑張って挑戦しよう!

~プロフィール~
辻調理師専門学校 洋菓子担当
野田 昌志(のだ まさし)

見た目は非常に怖がられますが、そんなに怖くないですよ!
お酒とあめちゃんをこよなく愛するパティシエです。
もちろんお菓子も大好きです!