『製菓理論洋菓子』辻調の学びの特徴~製菓理論で深める洋菓子の理解~
今回は、辻調理師専門学校東京の製菓衛生師本科、製菓技術マネジメント学科の1年生の授業、
「製菓理論」の授業を紹介します!
洋菓子の基本となる生地やクリームを組み合わせたお菓子を作りながら、
材料の性質を理解し、どうしてそのような状態になるか?など論理的に学びます。
チームで考えて発表するワークと、実際に食べ比べなどの試食をすることで、より理解が深まる授業になっています。
今回のテーマは、『折り込みパイ生地』!
製品は、"ピティビエ"、"パルミエ"、"ミルフィーユ"。
どれも折り込みパイ生地を使った代表的なフランス菓子です。
▼ピティビエ
▼パルミエ
▼ミルフィーユ
ピティビエとは、
フランスの町ピティビエが名前の由来であるお菓子です。
フランス校に勤務していた時に撮影した写真も一緒にご紹介します!
今回は、パイ生地にアーモンドクリームを詰めて焼き上げたタイプを紹介しました!
美しい模様が特徴的で、シンプルでありながらも
パイ生地の触感や焼き加減の香ばしさが魅力のクラシックなフランス菓子のひとつです。
そんな「製菓理論」の学びのスタイルは?
学生たちはパソコンなどのデバイスを使い、モニターに映し出される授業資料を見ながら学習します。
「パイ生地はどうして膨らむ?」「何層あるの?」「折り込みの違いでどう変わる?」
そんな"なぜ?"に向き合いながら、チームで考え、発表を交えて理解を深めていきます。
また、試食を通じて、
折り込み回数の違う生地の食感や焼き上がりを実際に比較します!
チームで考えた内容と照らし合わせながら味の違いを確認し、学びをより深めていきます。
製菓理論の魅力のひとつは、目の前でお菓子が仕上がる瞬間をリアルに体験できること!
ライブキッチンの教壇での作業は、モニターに映し出されるだけでなく、学生自身のデバイスでも確認できるため、
細かい工程までしっかり理解できます。
ライブ感のある授業スタイルが、より深い学びにつながりますね!
基本を押さえたお菓子を試食し、知識と味覚の両方で学び、その味わいを体験することで知識がより確かなものに。
学生たちの笑顔が学びの充実を物語っていますね。
「美味しい!」の瞬間が学びにつながります!
製菓理論は、単なる知識の習得ではありません。
味覚や実践を通じて深く理解することで「生きた知識」として身につくのです。
~プロフィール~
辻調理師専門学校 東京
洋菓子担当
大島 美聡
京都府出身
フランス大好き!フランス菓子も大好き!
美味しい食事と美味しいお酒を楽しむ時間が幸せです!