フランス留学を終えて... 2024秋コース生帰国
Bonjour, 日本のフランス校事務局です。
7月30日(水)、10か月の留学プログラムを終え、2024秋コース生が日本に帰国しました。
全員無事に帰国しましたが、実は多くの荷物がロストバゲージとなり、到着した空港で荷物を受け取ることができない!!というトラブルがありました。
最後の最後に、海外留学ならではの洗礼を受けることになってしまいましたが、今回の留学で"物事に動じない度胸"のようなものが身についたのか、あまり戸惑う様子はなく、とても元気に到着ゲートを出てきました!
みなさん、おかえりなさい!!
空港には、ご家族の方もたくさんお迎えに来られており、「おかえり!よく頑張ったね!!」と声を掛けていらっしゃいました。
出発前の不安な顔つきが、自信と誇らしげな表情に変わり、ご家族の方々も本当に嬉しそうでした。
フランス校から帰国し、留学プログラムは終了!
・・・となる前に、このあと帰国生のみなさんには就職活動が待っているので、就職活動を始めるにあたって、そして社会人になるにあたっての注意点などを学ぶため、「辻調理師専門学校」、「辻調理師専門学校 東京」にて、『帰国生キャリアガイダンス』を実施しました。

フランスで多くの経験をしてきた学生たち、その経験は今後のキャリアを築くうえで大きな財産となることは間違いありませんが、"フランスと日本での働き方や考え方の違い"に、もしかすると学生本人も企業側も戸惑うことがあるかもしれません。
冒頭ではそのような注意点についても話があり、皆さん"自分の事"として真剣に話を聞いていました。
第二部は任意参加でしたが、半数の帰国生が積極的に参加。履歴書作成のワークなどを行いました。
履歴書ひとつとっても、書き方で気を付けなければいけないこと、自己PRなどを書き始める前に、自分自身のことを理解する必要があります。

ひとりひとり丁寧に書き方の指導を受け、就職活動を始めるにあたっての不安も少し解消したのではないでしょうか?
キャリアガイダンスが終わると、在学中お世話になった先生への挨拶まわりがスタート。
先生たちにとっても、フランス留学を終えた帰国生たちの成長を見て、フランスでどのような学びがあったか、苦労があったかを聞くのが本当に楽しみです。

大変なこともたくさんあったと思いますが、時間が経つと笑い話になるもの。
笑顔で思い出を語ってくれる学生たちを見て、先生たちも嬉しそうでした!
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最後に、10か月の留学を終えた2024秋コース生たちに、フランス留学生活で「意識して取り組んだこと」と「特に学んだこと」を聞いたので、一部紹介します。
【フランスで意識して取り組んだこと】
●味見しまくる
10ヶ月しかいられないので、とにかくいろんなものを食べた。同じ料理でも人によって違う面が際立っているので、他の班が作った料理やデモで使った料理、フォン、野菜や果物の切れ端などなど、とにかく味見した。
●仲間と料理に対しての意見交換など
同年代で同じ目標を持った仲間がこれだけ集まる環境は他にないので、仲間とたくさん料理について話すことが将来の自分のキャリアの形成や料理に役立つと思った。
【特に学んだこと】
●学校では、製造だけでなく、サーヴィスやクリヨン(客)の役割も経験したことで、作る側の視点だけでなく、提供する側やお客様の目線になり、「より良いお菓子とは何か」を考えることができた。
●自分次第で得られるものや結果が変わる。あの時こうしておけば良かったとか、こうしていたからこの結果になったと思うことがあるから、自分がどうするかで全て決まるなと思った。
●ワイン醸造所の見学授業を通して、今の温暖化に対してどう捉えているのか、どう対策をして後世に残していくかという考え方を学んだ。これにより、パティシエという職業と農業の関係性、これからの環境に適するにはどうするべきなのか、パティシエとして今の世の中にどう貢献することができるのか、などを考えるきっかけになった。
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こちらでフランス校2024秋コースのプログラムは完全終了となります。
ご家族の皆様や関わったすべての方にお礼申し上げます。
今後ともフランス校をどうぞよろしくお願いいたします。


