FRANCE

辻調グループ フランス校

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フランス 今年のワイン事情

フランス校日記

2021.04.19

Bonjour, 辻調グループフランス校教務部です。
フランスはこのところ春にしては寒い日が続いています。「少し前はすっかり暖かかったのに、なぜ!」というくらいの寒さなので、暖かい日が待ち遠しいですが、この気候の影響がフランスのワイン畑にも出てしまいました。
暖かくなったので早いうちに芽を出したワインの木、多くがその後の寒さで霜にやられてしまいました。ワイン醸造者の皆さんが力を尽くしてワイン畑を守ろうとしましたが、かなりの範囲の芽がダメになってしまい、今年のワインの出来はどうなるのか、と不安視されています。
フランス校とゆかりの深いブルゴーニュ地方のAloxe-Cortonアロース・コルトン村の生産者「ドメーヌ・フォラン=アルブレ」からその様子が届きました。

凍ってしまったブドウの木。

芽も凍ってしまっています。

少し大きくなっていた葉も残念ながら霜によって枯れてしまいました。

対策として、ブドウ畑の空気を温めるために畑のあちこちで火を焚いています。

ヘリコプターを低空飛行させて温かい空気をかき混ぜる、という対策を取ったドメーヌもあるようです。

以上、写真提供:Domaine Follin-Arbelet

かなりダメージが大きかったようですが、まだ春は始まったばかりですのでこれから新しい芽が出る可能性も
あります。
フランス校近郊のボジョレワインの木も影響を受けています。しかし、少し新しい芽も出ている様子が見られました。

ボジョレのブドウ畑。

枯れてしまった芽の横に新しい芽が生えてきています!

この先よい気候が続いて最終的にはたくさんのワインが取れることを祈るばかりです!
2021年産のワインはいつにも増して思い入れが持てそうです。