FRANCE

辻調グループ フランス校

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堀内 翔太さん 研修先:Jean=Luc TARTARIN (ジャン=リュック タルタラン)

研修生レポート

2017.10.20

研修先のレストランがある町、ルアーヴルLe Havreはとてもきれいでよいところです(世界遺産指定都市)。
30名ほどが入る小規模なレストランで、ミシュランガイドでは二つ星を獲得しています。
厨房の雰囲気は常にピリッとしていて、皆真剣です。スピードが要求されます。オーダー中も速く確実に、真剣であるがゆえに時々大きな声も聞こえます。


お店の入り口


お店内装


厨房の一部

仕事では全皿にかかわろうとしています。
一回経験したらそれはもう自分の仕事、と言わんばかりに奪っていきます。
仕込みの仕事は細かい作業が多いです。もやしの根を一時間ひたすら取ったのは結構しんどかったです(笑)。昼の掃除が終わったら魚の骨抜きをして休憩、という流れです。
レストランのスタッフはみんな根はいい人ですが、仕事に集中しているときは真剣さのあまり豹変したりします(笑)。
土曜日は夜の大掃除のあとみんなでお酒を飲んだりするのですが、かなり良いワインやシャンパンなど飲む機会になり嬉しいです。
会話にもわかるところには積極的に入っていくようにし、フランス語力を上げています。


レストランのスタッフと

 
レストランの料理

町はかなり都会なので不便はありません。
サン・ジョゼフSt Joseph教会はこの町の目玉で、とても大きく外はコンクリート造りのモダンな感じですが、中には12768枚のステンドグラスがありとても美しいです。


サン・ジョゼフ教会の前で

住まいは部屋に一人、二人部屋を一人で使っていて快適です。お風呂もあって嬉しいです。
休みの日はとにかく休むようにしています。
きれいな町なので散策が楽しいです。モンサンミッシェルも遠くないようなのでいつか行ってみたいです。


部屋の写真です

研修先では自分の作業のスピードも上がったと思います。
あとは細かいところにどれだけこだわるか、盛り付けをする台にかかっているナプキンにはしわ一つ許さない、作業台は常にきれいに、なぜならここは二つ星のレストランなんだから、と言われその誇りは守ろうと思いました。
地元の食材で作る料理(牛やリンゴ)も勉強になっています。フランス校にいる時から仕事に対しては割とガツガツと前に出ていく方でしたが、今はその倍くらい、遠慮なくいっていると思います(笑)。
少しでもためらうと同僚に仕事を取られてしまうので、常に先を読んで動いています。
それがうまくハマるといつの間にか時間が過ぎて達成感が強く残り、仕込みの時のストレスも吹き飛ぶくらい気持ちがよいです。

今後の目標ですが、
今月で先輩が一人退職するので、そのポスト(シェフ直属のサポート)に入れるくらいの勢いで頑張りたいと思います。
研修が終わるころには大きな自信とそれを裏付ける確かな実力を身に付け、日本に帰ってバリバリやっていきたいです。
フランス語の日常会話がまだ聞き取れないのでそこも努力していきたい。笑ってエスコフィエ校に帰ります!


ルアーヴルの港にて

堀内 翔太 HORIUCHI Shota
辻調グループ出身校 エコール 辻 東京 フランス・イタリア料理マスターカレッジ (フランス校進学コース)
2017年春コース エスコフィエ校 フランス料理研究課程
研修先:Jean=Luc TARTARIN (ジャン=リュック タルタラン)
http://www.jeanluc-tartarin.com/