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辻調グループ フランス校

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岩田 築さん 研修先:Regis et Jaques Marcon(レジス・エ・ジャック・マルコン)

研修生レポート

2022.05.19

私の研修先はAuvergne(オーベルニュ地方)の山の上、Saint-Bonnet-le-Froid(サン・ボネ・ル・フロワ)という村にある大きなレストランです。
田舎の山の中のレストランですが、毎日予約でいっぱいです。

レストランの外観

仕事内容は主にアミューズ(突き出し)と魚料理の仕込みをしています。
営業中はChefの隣で盛りつけをしていて、緊張感があり高い集中力が必要です。
その他には料理に使う香草を取りに行ったりもします。

レストランで提供される料理

Chefは自然と地元をとても尊敬し、愛しているのを感じます。
スタッフのみんなはとても明るく面白いです。
よく「日本語でこれは何と言うの?」と聞いてきて、その言葉をずっと連呼しています。

仕事終わりに仲間と一緒に

Saint-Bonnet-le-Froid村は人口が約180人しかいない小さな村ですが、みんな親切でとても居心地の良い村です。
住居は寮の一人部屋ですが、生活に必要なものはほとんど揃っています。
研修に出発してから約2か月が経ちましたが、携帯電話代と音楽アプリ代で50€程しかかかっていません。

寮の前で


大きな町に行くためには車が必須ですが、みんな快く、買い物や遊びに連れて行ってくれます。
休みの日は村の近くの丘や森を散歩したりして、ゆっくりと過ごしています。


休日の散歩コース

Chefが教えてくれたキノコや香草を探してみたり、太陽と緑を感じながら音楽をきいたりしています。
夜になると星がきれいで、自然を体で感じることができます。


散歩中に見つけたキノコや香草

フランス校では毎日新しいことにチャレンジする生活でした。
研修はその逆で、毎日の繰り返し、高い集中力をもって、きちんとこなすことが大切だと感じます。
フランス人の料理に対する考え方や仕事へのプロ意識は刺激があります。
その刺激と日本やフランス校で学んできたこととすり合わせて視野を広げています。

村の夕焼け

Saint-Bonnet-le-Froidでの生活、Regis et Jaques Marconでの研修の中で、自然の素晴らしさを感じています。
将来は日本のすばらしさを表現し、発信できる料理人になります!

シェフと一緒に(写真左がシェフ、右が筆者)

岩田 築 IWATA Tsuki
2021年秋コース エスコフィエ校 フランス料理研究課程
出身校 大阪市立 咲くやこの花高等学校
辻調グループ出身校 エコール 辻 大阪 辻フランス・イタリア料理マスターカレッジ
研修先 Regis et Jaques Marcon(レジス・エ・ジャック・マルコン)