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辻調グループ フランス校

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山本 美幸さん 「Patisserie REBERT」

研修生レポート

2011.06.20

山本 美幸さん
YAMAMOTO Miyuki
レクレール
2011年 フランス校短期留学コース・ 製菓
研修先:「Pâtisserie REBERT」         

フランスでもドイツに隣接しているアルザス地方、
戦争の度にドイツ領とフランス領を行き来した経緯もあり、
今なおドイツの面影がいろいろな部分で残っています。

今回の山本さんはフランス校短期留学コースの研修生で、
アルザス地方のパティスリーで研修中。

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シェフであるダニエル・ルベールさんと一緒に

仕事のときと休みのときの使い分けもきちんと行い、
オフにはやさしい大家さんがいろいろなところへ連れて行ってくれるようです。

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アパートの大家さんであるノールさんご夫妻、とても親切な方なんです


1. 研修に対するイメージはフランス校在学中と今では変わりましたか?
出発前は不安な気持ちしかなく、
言葉の壁や国籍の違いで思うように働けないだろうとネガティブな気持ちでしたが、
言葉が通じなくても日本人でも同じお菓子をつくるうえで考えなどの違いもほとんどなく、
日本で働いていたときとあまり変わらず仕事ができていると思います。

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当初は不安だらけでしたが、すぐにそんなネガティブな気持ちはなくなりました

2. 学校とはここが違うなぁ...という部分はどこですか?
地域的なこともあるかもしれませんが、
こちらの方々はアルザス語ドイツ語も話すので言葉がかなり聞き取りにくく
「コルヌ」や「フォンダン」さえも当初は聞き取れませんでした。

3. 今はどういう仕事(ポジション)をしていますか?
主にタルトの仕込み、焼成、仕上げなど。
また、クレームダマンド、ガナッシュ、シュトロイゼルといったクレーム、ソース、
生地類の仕込みもやりますし、マカロンの製造などもやります。

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タルトは私の担当、それ以外にもクレームやソースなどもやります

4. 研修先でのコミュニケーションは?
みんな親切に教えてくれたり、ゆっくりとジェスチャーなども加えて話してくれるので
ラボの中ではなんとかやっています。
みんなも日本語で「アリガトウ」「ドウイタシマシテ」などは覚えてくれて、
いいコミュニケーションがとれていると思います。

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ラボの中ではコミュニケーションもなんとか取れています

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同僚も「アリガトウ」「ドウイタシマシテ」などは覚えてくれました


5. 1日の仕事の流れを教えてください
<デパートに卸しているお菓子を用意する日>
5h00:タルトのカットと仕上げ、その他のガトーも仕上げる→8h00:朝食→
9h00:クレームやソース類の仕込み→14h30:終了

<デパートに卸しているお菓子を用意しない日>
6h00:タルトの仕込みと焼成、シュー生地の焼成→8h00:朝食→
9h00:残った仕込みとデパート用のお菓子の準備→15h30:終了

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デパートにお菓子を卸している関係で、日によって仕事が異なります

6. 休日には何をしていますか?
月に1度くらいはシャトーのときの友人とパリやナンシーに行きます。
大家さんが親切な方で、庭のプールで泳いだり、サクランボ狩りをしたり、
競馬も見に行きましたし、先日はドイツへサイクリングにも行きました。

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ノールさんに競馬場へ連れて行ってもらいました!

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今年のサクランボは例年よりも早く実がなりました


7. 1ヶ月平均してどれくらいの生活費が必要ですか?
お店で昼食も食べれるのですが、私は食べてないので
平日の食費なども合わせると 150ユーロくらいはかかりますね。

8. 今の住居の様子を教えてください
店から徒歩10分くらいのところにあるアパートの1室で8畳くらいの広さです。
食器や調理器具も揃っていて自炊するのもひとつの楽しみになっています。

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言葉や国籍が違っていても、お菓子をつくるうえでの考え方の違いはありません