FRANCE

辻調グループ フランス校

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堀みなみさん 研修先:RESTAURANT REGIS ET JACQUES MARCON

研修生レポート

2015.08.05

堀みなみ HORI Minami
三重・津東高等学校 卒業
[エコール 辻 大阪] 辻フランス・イタリア料理マスターカレッジ 卒業
2014年秋コース フランス料理研究課程
研修先:RESTAURANT REGIS ET JACQUES MARCON

私の研修先はオーベルニュ地方にある3ツ星レストラン「レジス・エ・ジャック・マルコン」です。
とにかく店が大きく、山のうえにぽつんとレストランがある感じですが、連日予約でいっぱいの忙しいお店です。シェフと研修生、その他の従業員との距離がとても近く、勉強するにあたってはとてもいい環境です。

 

研修の最初のころははPOISSON(魚)の仕事を手伝い、アミューズの仕込みをしていました。
その後VIANDE(肉)を体験して、いまはGARDE MANGER(前菜)で仕事をしています。
鶏をさばいたり、野菜を処理したり、仕事はとても多いです。
シェフのジャック氏は朝から晩まで誰よりも働いています。とても元気で親切です。
従業員も基本的には全員やさしくて、面白いです。「おちょくってる?」や「無礼者!」など、知ってる日本語を言いながらちょっかいを出してきます(笑)

 

レストランのあるサン・ボネ・ル・フロワは小さい町で、あまり遊ぶところも買い物するところも多くないですが、暮らしに不便はなく、むしろみんな親切でとてもいいところです。どこにも行けない田舎だと思っていましたが、思いのほか外に出かけようと思えば簡単に出かけられます。
町にあるBARには休みになるとレストランの従業員が集まってワイワイしています。みんなひたすら飲んで、ひたすら騒ぎます(笑)休みの日は、1週間の仕事が忙しい分、休みの嬉しさが大きく、みんなで何かしらのパーティをすることが多いです。日本食パーティでは、製菓の研修生と一緒に寿司とから揚げをつくりました。

 

住居はお店が提供してくれている家に住んでいます。
とてもきれいで住みやすい家ですが、フランス人は基本勝手に家に入ってきて、勝手に満喫して帰っていきます。愉快な仲間たちです(笑)ですが、3ツ星レストランで働いている人々のプロ意識はすごいです。
仕事に対する姿勢は本当に見習わなければと思います。
お客さんの大切さ、器具や食材の大切さなど、レストランにとって大切なことを実感させられる毎日は私にとってすごくプラスになっています。ここにきて、研修に対する意識がすごく変わりました。
正直最初は研修を少し甘く見ていました。フランス校はフランスにありながらほぼ日本です。
スタージュに出て、初めて本物のフランス人、フランスという国を知り、最初はとても大変でしたが、やっとフランスに来て勉強しているという充実感を持つことができ、とてもありがたいです。

 

最後にグランシェフのレジス氏から白衣をプレゼントしてもらいました!
このお店で吸収した技術、知識を生かして、いつか自分のお店をオープンしたいです!!!