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La Meunière (ラ・ムニエール)

フランス校 食べ歩き日記

2019.03.04

今回のお勧めするレストランはフランス両校からも行ける「食の街リヨン」の中から、安くて美味しいレストランをご紹介します。
紹介するレストランはLa Meunière (ラ・ムニエール)。ミシュランでも高評価でリヨンの人たちもこぞって入る人気店です。担当者もお昼、夜と2回行きましたがすぐに満席になるほどのお店でした。

現在のシェフはOlivier Canal(オリビエ・キャナル)氏で、得意料理はパテ・アンクルートとよばれる肉、野菜などを細かく挽いたものに、味付けを施した後、パイ生地を使って様々な形で包み焼き上げる料理がキャナル氏の得意料理。
2017年には世界コンクールでフランス代表として参加されたそうです。
お店の中もリヨンのビストロ料理がイメージできる内装となっており、楽しめるお店です。


大きい耳の形のように焼き上げたパテ・アンクルートで、お店の定番メニューの一つ(22ユーロ)。
これが一人前!というくらいの量で、二人でシェアして食べても良いかと思います。好みで自家製のコルニション(写真左)がツボに入って提供される。これもまた美味しい!

こちらもシェフの自家製テリーヌ(14ユーロ)。テリーヌとは長方形の型にパテと同じような素材を詰めオーブンで焼き、冷やして提供される料理で、このテリーヌの肉は牛肉をメインに使い、野菜との組み合わせで作られています。値段も手ごろなのでこちらも食べてみる価値のある一品。

サラディエリヨネーズ(リヨン風サラダ)といわれる一品(18ユーロ)。(写真左)には豚の耳を柔らかくなるまでゆで、さらに細切りにし、サラダの葉と一緒にヴィネグレットで和えられたものがまずはテーブルに出てきます。このぐらいの量なのかと思いきや、その後ガラスボールに入ったレンズ豆のサラダ(写真右)と、豚肉だけで作った白いソーセージ(写真奥)がテーブルに置かれ好きな量だけ取って食べられるというサービスです・・・・。

と!思いきや、テーブルに置ききれなかったからか、さらに同じ大きさのガラスボールにミュゾー(豚の鼻)を柔らかくなるまでゆでヴィネグレットで和えられたもの(写真左)と、ジャガイモと豚のソーセージをこちらもヴィネグレットで和えたもの(写真右)が出てきました。
こちらは一品で済ませたい!でもリヨン名物料理を食べたい!という方に良いメニューではないでしょうか?

燻製された鰊(にしん)のマリネにゆでた熱々のジャガイモをシンプルに和えた料理(10ユーロ)鰊の燻製と塩味、そして熱々ジャガイモの相性がとても良く、ぜひこれも試してほしい料理です。ちなみに写真ではわかりにくいですが、壺に盛られているのでそこが見えません。
底がしれないとはまさにこのこと!ぐらいの量が入っています。気合を入れて食べることをお勧めします。

豚の腸、内臓などを丁寧に加工し、さらに腸に詰めソーセージしたもの。表面を香ばしく焼いてマスタード風味のソースが添えられている(写真左)。付け合わせはクリームたっぷりのジャガイモのグラタン(写真右)。内臓が苦手という人が多いと思いますが、思っていたよりきちんと加工されたものなので穏やかな味わいでした。(19ユーロ)

仔牛の腎臓のソテ。ポルト酒風味のソースに、仕上げにマスタードを加えたソースをソテした腎臓と合わせた一品。付け合わせはマカロニグラタン。(23ユーロ)

子牛の頭の部分をしっかり食べられるように骨などを外し加工し、ロール状にし、しっかりと柔らかくなるまで香味野菜と共に火を通した料理。香草、ケイパーなどを加えたマヨネーズと共に食べるのが特徴。ゆでた人参、ジャガイモが付け合わせで出てきました。(20ユーロ)

とても柔らかく仕上がったクリームキャラメル、こちらもテリーヌ型に沢山仕込まれており、盛り付けられる量に圧巻しました。

ムース・ショコラ。こちらは料理を食べすぎたため写真のみ撮影してきました。(無念)隣のフラン人が食べていたので聞くとかなり滑らかな仕上がりになっているとのことです。次回必ず食べたいと思います。

このようにリヨンのレストランはたくさんの名物料理があり、やはり人気のあるビストロ料理店はいつも満席になります。そんなリヨンの名物料理のお店をご紹介しました。
皆さんもリヨンに来られた際はぜひ名物料理をお楽しみください。

『 La Meunière 』
住所:11 Rue Neuve - 69001 Lyon
電話:04.78.28.62.91
http://www.lameuniere.fr/