FRANCE

辻調グループ フランス校

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外来講師 Mme Florence VARAINE(フローランス・ヴァレーヌ氏)/C.I.V.B(ボルドーワイン委員会)

フランス校教壇から

2014.03.04

ワインに関する授業の最終回として、エスコフィエ校では2月19日、レクレール校では20日に、
ボルドー・ワインに関する講習がありました。

今まで、シカレックス見学(ボジョレー・ワイン)、ボーヌ見学(ブルゴーニュ・ワイン)、シャンパーニュ見学(シャンパーニュ)
とワインに関する課外授業を行ってきましたが、その締めくくりとなる今回はボルドー・ワインについて、学校で試飲付きの
講義をうけました。

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講師のフローランス・ヴァレーヌ先生は、ボルドーワイン委員会の講師やワイン関係のジャーナリストとして
活躍されていて、ボルドーワインの中でも特にSaint-Emilion(サン=テミリオン)のワインがご専門です。
この授業のために、毎期わざわざボルドーよりお越しいただいているのはたいへんありがたいことです。

講義では、ボルドーワインの生産地の特徴や、ボルドー特有の格付けなどについて、全般的な説明を分かりやすく
説明していただきました。また、様々な資料を配布していただいたので、講義内容と合わせて、今後のワインの
勉強にとってたいへん有益なことでしょう。

今回試飲したワインより
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一通り説明が終われば、いよいよ試飲の時間です。今回はclairet(クレレ)と、赤を4種類試飲しました。
クレレとは、ふつうのロゼよりも赤色の濃いワインのことで、ボルドーのものが有名です。また、赤ワインはまずMedoc
(メドック)からHaut Medoc(オー・メドック) とPauillac(ポイヤック)の2種類と、サン=テミリオンから2種類を試飲
しました。オー・メドック以外は全てGrand Cru(グラン・クリュ)ないしGrand Cru Classé(グラン・クリュ・クラッセ)、
つまりいわゆる特級のワインです。

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試飲の際は、まず色を見て、香りを確かめて、それから口に含み味わってから吐き出します。
特に香りについては、まず自分自身で感じ取ってみることが大切です。その上で説明を聞くと「なるほど!」
と合点がいくのです。そういった意味でも、専門家の解説付きで試飲ができるというのは、たいへん勉強に
なる貴重な機会でした。

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これまでのワイン関連の課外授業に関しては、「フランス校日記」をご覧ください。

シカレックス見学:
https://tsuji.fr/blog/diary/post_375.html(エスコフィエ校)
https://tsuji.fr/blog/diary/post_378.html(レクレール校)

ボーヌ見学:https://tsuji.fr/blog/diary/post_388.html
シャンパーニュ見学:https://tsuji.fr/blog/diary/post_414.html