FRANCE

辻調グループ フランス校

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製菓外来講習 Jonathan MOUGEL(ジョナタン・ムジェル氏)/PATISFRANCE(パティスフランス社)

フランス校教壇から

2019.12.06

今回、外来講習に来ていただいたのは、製菓材料の総合商社パティスフランス社の専属デモンストレーターのジョナタン・ムジェル氏です。
普段は2時間ほどの講習ですが、今日は1日通して行いました。

パティスフランス社で取り扱う製品はフランスのみならず、日本を含め世界各国の製菓店で愛用されています。
また、世界各国での製菓技術の発展のため、各種コンクール等にも協賛や、製菓講習も実施するなど、幅広く活動されている企業でもあります。
ムジェル氏は、レクレール校のヴァンサン・デュラン先生と同じ2019年に、パティシエ部門でM.O.F.(フランス国家最優秀職人章)を受章された実力の持ち主で、精巧なアントルメに定評があります。

今回はM.O.F.のセレクションでも披露されたアメのピエスモンテ(細工)を行っていただきました。
ピエスモンテを作成する際、特注の型を使用することが多いのですが、ムジェル氏は手作業にこだわりを持ち、最低限の型のみで作成されます。


セレクションのテーマは、【生物の多様性Biodiversité】だったそうで、アメで作成したミツバチやトンボがピエスモンテに飛び交っています。
下のパーツには、水のしずくが落ちる様が表現されており、上に行くにしたがってバラや葉などの植物が生命力豊かに生い茂っています。




アシスタントは全員で行い、翌日以降に研究生自身もアメ細工を作成することもあり、手本に出来るテクニックは無いかと真剣に講習を受けていました。

最後にみんなで記念撮影