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辻調グループ フランス校

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製菓外来講習 M. Bruno SALADINO(ブリュノ・サラディノ氏)/Pâtissier chocolatier Bruno Saladino(パティシエ・ショコラティエ・ブリュノ・サラディノ)

フランス校教壇から

2016.01.29

エスコフィエ校製菓コースの外来講習では、リヨンのパティスリーのパティシエ・ショコラティエ「ブリュノ・サラディノ」のオーナー、ブリュノ・サラディノ氏にお越しいただきました。
サラディノ氏はチョコレートやコンフィズリー(砂糖菓子)を得意とされており、講習ではコンフィズリーとマジパン細工を披露していただきました。

それがこちら!!


「ギモーヴ・シトロン」
レモン風味のマシュマロ。
卵白を使わずに転化糖を使用して作ることにより、とても口どけが良く、長期保存が可能になります。

「ベルランゴ・マント」
ストライプ模様が独特のフランスではとても知名度のあるキャンディー。
今回はミント風味に。

「パート・ド・フリュイ・フランボワーズ・ロゼ」
フランボワーズにバラの香りを効かせたパート・ド・フリュイ。

「マジパン細工」
左からネズミ、カメ、イノシシ。

まずはベルランゴ。このキャンディーは32本のストライプが特徴です。
どうやってこの模様を出すかというと・・・
2色の棒状のアメをのばして半分に切ってはくっつけ、半分に切ってはくっつけて・・・32本のストライプのリボンを作ります。



そしてベースとなるミント味のアメに巻きつけて。


細長く引っ張って、回しながら交互にはさみでカットすれば・・・ベルランゴの出来上がり!!


簡単そうに見えますがアメの固さの調整やタイミングがとても難しいんです。

そしてマジパン細工。
マジパンとはヨーロッパなどでよく食べられるアーモンドと砂糖のペーストです。
粘土細工のようにいろんな形にすることができます。


最初は丸くて白いかたまりも、シェフの手にかかればあっという間にかわいい動物のかたちに変わっていきます。


色を吹き付けるとより本物らしくなっていきます。
こういう細工はヨーロッパならでは。いい経験ができました!

今回助手をつとめてくれたのは坂本さんと橋爪さん。


写真右 坂本さん、左 橋爪さん


坂本さん「初めて会ったフランス人の方(シェフ)とちゃんとコミュニケーションがとれてとてもうれしかったです。」
橋爪さん「同じコンフィズリーでも普段の作り方と違いがあり、シェフはその違いを目的や用途に合わせた作り方のバリエーションなどを踏まえ細かく説明してくださり、とても興味深い講習になりました。」

最後にサラディノ氏を囲んで、集合写真。

Merci, M.SALADINO !!