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辻調グループ フランス校

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調理外来講習 M.Guy LASSAUSAIE (ギィ・ラソゼ)氏/Restaurant Guy LASSAUSAIE (レストラン ギィ・ラソゼ)

フランス校教壇から

2018.07.05


レストラン「ギィ・ラソゼ」のシェフ ギィ・ラソゼ氏。

1993年、MOF(フランス優秀職人賞)受賞。2009年、ミシュランガイドで2つ星を獲得。リヨンを中心とした調理師協会『Toque Blanches Lyonnaises』の会長の経験もあるフランス料理界の実力者です。
エスコフィエ校から車で15分ほどのところに位置するレストランです。
毎期研修生を受け入れて頂いており、学生の食べ歩きレストランとしても大変お世話になっています。


今回、ラソゼシェフには料理4品を講習して頂きました。
たった1時間半で4品を仕上げていくラソゼシェフと、研修生の三谷 祐介君がシェフの先を読んでアシスタントをこなしていく姿は、きっと学生にも強い印象を与えた事でしょう。
講習の最後には研究生たちに、研修で必要な事や学校でやっておくべきことなどをしっかり伝えてくれました。
また、ラソゼシェフはお店での研修生の仕事ぶりを大変褒めていらっしゃいました。

☆今回披露いただいた4品


Œuf brouillé aux mousserons et grenouilles

卵の殻の中に、今が旬のきのことカエルの身を詰めて、とてもなめらかなスクランブルエッグを加え、表面を泡状のにんにく風味のソースで覆っています。


Gâteau de tourteau et avocat, cristallines de pommes de terre
Salade de fèves et pois gourmands Velouté de brebis à la menthe fraîche

下の緑の部分はアボカド、レモン汁、生クリームを混ぜたアボカドのムース。上にカニの身、バジリコの葉、ヴィネグレットを和えたものをのせてあります。周りにはじゃがいもを薄くスライスし三角形に切ってチップスにしたものが刺してあります。サラダを盛り、周りにえんどう豆と絹さやを散らしています。ソースはミントが香る羊のチーズがベースのクリームと、バルサミコ酢で作ったドレッシングです。


Langoustines en cheveux d'ange, beurre blanc à la vanille de Madagascaret salade d'herbes fraîches

ラングスティーヌにカダイフ(小麦粉で出来た細麺状の生地)を巻き付けて、油で揚げています
ソースはバニラ風味のバターソースで、付け合わせはアーティチョークです。


Suprême de saint-pierre cuit en fleur de courgette,
Emulsion de poireaux au curcuma et fine purée de petits pois
花付きズッキーニの中に的鯛のフィレを入れてバターでゆっくりと火を通しています。
ソースはターメリックが入った白ワインソースで、付け合わせはなめらかなグリンピースのピュレです。


シェフを囲んで研修生の三谷 祐介君、アシスタントを務めた高岩 歩夢君(左)と中村 有希君(右)です。


最後にシェフを囲んで集合写真を撮りました。