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辻調グループ フランス校

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【アイディアの引き出しが増えます!】安達 佑さん:2025年春コース 製菓

在校生レポート

2025.08.12

【日本では得られない経験を】
ヨーロッパの味や文化にたくさん触れることで、自分の感性を養い人としても成長したいと思ったのがフランス校進学を決めた理由の一つです。パティシエという厳しい業界で生き残っていくために、日本では得られない経験を通して技術や知識、働き方をできるだけ吸収し、それを自信につなげようと思いました。高校生の時に参加した辻調のオープンキャンパスで先生に「行けるなら行った方がいい!」と熱弁していただいたことにも背中を押されました。



【少しずつ自信が大きくなる】
フランス校の実習では毎回作るお菓子が変わり、それについていくために講習は常に集中して受けますし、パンの仕込みやセルヴィス、フランス語の勉強もあり、夜には班でミーティングをするなど、正直こんなにハードな生活とは思っていませんでした。が、「何とか今日を乗り越えられた!」という思いで、少しずつ自分に自信を持ちながら日々の実習に取り組んでいます。

班のメンバーと砂糖細工を作成

【効率のよい働き方】
フランス人の先生方は退勤時間になるとすぐに帰っていきます。フランス人は仕事とプライベートのオンとオフの切り替えがはっきりしているというのは本当だったんだ、と驚きました!そうできるようにフランスではより効率のよい働き方をしなければならないと感じました。

【いろいろなことを吸収できる】
日本とフランスの学校との違いはいろいろありますが、まずスピード感が違います。そして、同じグループの3人で仕込みから仕上げまでする中、お互いにしていることを把握し次にすることをよく考えておく必要があります。日本の学校にいた時はよくわからないままだったことを理解し、できるようになったり、苦手な作業やできない作業があっても必ずやることになるためどんどんいろいろなことが吸収できます。またフランス校では料理やチーズ、ワインなどの勉強もできるので、食の知識の幅がかなり広がります。ワインのマリアージュ(食べ物との組み合わせ)の授業では、ワインとチーズ、お肉、お菓子との組み合わせを実際に試飲試食し、その相性にとても感動しました。

サーヴィスの授業もあります

ボルドーワインの講習にて

【仲間と過ごせるから踏ん張れる】
初めての寮生活は不安でしたが、楽しく過ごしています。平日の夜や休日に共有スペースを使って班で打ち合わせをします。毎日仲間と雑談したり休日にはバドミントンや卓球、トランプで遊んだりとても楽しいです。そんな楽しみがあるから、つらいことがあっても踏ん張れているのだと思います。

【とても濃い夏休みを過ごせました!】
夏休みはドイツ、オーストリア、イタリア、ギリシャ、パリに行きました。かなりハードスケジュールでしたが、たくさんの景色や文化、料理やお菓子に出会えてとても濃い3週間を過ごせました。一番楽しみにしていたオーストリアのウイーンでは、先生にお勧めしてもらったカフェを片っ端からめぐっていきました。本当に内装もお菓子も素敵なカフェばかりで、たくさん行った中でもシェーンブルン宮殿の庭園内にある「Café Gloriette」は、その名の通りグロリエッテの建物がカフェとなっていて、外観も内装も、そこから見た庭園の景色も、本当にきれいで贅沢な空間でした。そこで食べたケシの実とフランボワーズのケーキがとてもおいしかったです。

ローマ・コロッセオの前で

こちらもローマ・真実の口

ギリシャ・サントリーニ

ドイツのフランクフルトではずっと食べてみたかったフランクフルタークランツを食べに行きました。あっさりとしたバタークリームとホロホロ崩れる生地との組み合わせはシンプルですがとても相性がよく、最高の一品でした。ドイツ菓子の素朴ながらおいしさがギュッと詰まった感じが個人的にとても大好きです。

ずっと食べたかった!フランクフルタークランツ

【フランス人だけの環境で働いてみたい】
研修は希望しています。まだまだフランス語力は未熟で、コミュニケーションの不安はありますが、それよりも一人で周りにフランス人しかいない環境に行って働ける嬉しさが大きいです。研修まで残り一か月、もうあまり時間はありませんが、研修先でたくさんの仕事をもらい、いろいろなことを吸収し、成長して日本に帰るために、フランス語を一つでも多く覚えたいと思います。

【フランス校へ進学を考えている皆さんへ】
実習や有名なパティスリーのシェフの外来講習で日本では見たことのない素材や味の組み合わせ、デザインを学ぶことができたり、休日や夏休みにいろいろなお菓子を食べに行くことができたり、自分の中のアイディアの引き出しが増えます。フランス校では日本の学校にいた時よりも現場に近い実習ができます。つらいこともありますが、必ず力が身に付くと思います!


安達 佑 (ADACHI Jo)
出身校 兵庫県立加古川南高等学校 総合学科
辻調グループ出身校 辻調理師専門学校 製菓衛生師本科