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辻調グループからのお知らせ

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辻調卒業生・高柳好孝シェフがM.O.F.(フランス国家最優秀職人章)受章!!

受賞のお知らせ

2026.10.15

この度、2026フランス国家最優秀職人章 (M.O.F. Meilleurs Ouvriers de France) コンクールの料理人部門において、辻調グループの卒業生である高柳好孝シェフがM.O.F.のタイトルを獲得されました!


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高柳好孝(たかやなぎ よしたか)氏
2003年、エコール 辻 東京 フランス・イタリア料理マスターカレッジ(当時)卒業。渡仏後、Agapéなどを経て、La Scène Thélème(ラ・セーヌ.・テレム)で料理長、ミシュラン1ツ星獲得。現在は、パリのGranite(グラニット)料理長、ミシュラン1ツ星。
https://www.granite.paris
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このM.O.F.はフランス文化の最も優れた継承者たる高度な技術を持つ職人に授与される名誉ある称号で、料理界における最高の栄誉ともいえます。日本人としては2023年に受章された関谷健一朗シェフに続いて2人目の快挙となります。
高柳シェフ、誠におめでとうございます!!

そして早速、本校の教職員や関係者、そして学生に向けてメッセージを寄せていただきましたのでご紹介します。ぜひご一読ください。

◆M.O.F.受章 高柳好孝シェフのコメント◆
辻調で過ごした日々を振り返ると、何よりもまず「料理が楽しすぎてたまらなかった」という記憶が鮮明に蘇ります。朝から晩まで包丁を握り、火と向き合い、食材が皿の上で変化していくさまに夢中になる。仲間たちと料理について語り合い、切磋琢磨したあの時間は、間違いなく私の料理人としての原点であり、人生で最も純粋に料理を楽しんだ青春でした。フランスに渡り、日々の厨房で腕を磨き続ける中で、私はM.O.F.(フランス国家最優秀職人章)を目指すようになりました。そして、その称号を手にするまでに費やした時間は、実に10年という歳月でした。10年と聞くと、長く過酷な道のりに思えるかもしれません。実際、数えきれないほどの試行錯誤があり、思い通りにいかない日々の連続でした。しかし、その挑戦を支え続けたのは、辻調時代に胸に刻んだ「料理が好きでたまらない」というあの原体験です。
後輩の皆さんへ伝えたいことは、一つだけです。

「近道などありません」

料理の世界には、技術を魔法のように一瞬で身につけられる裏技も、誰よりも早く一流になれる近道も存在しません。火加減を身体で覚えること、素材の小さな変化を見逃さないこと、基本の仕事を毎日寸分違わずやり切ること。確かな一皿を生み出す力は、そうした地道で泥臭い時間の積み重ねの上にしか宿りません。時代がどれほど移り変わっても、手で触り、舌で味わい、心を込めて作る料理の本質は変わりません。だからこそ、焦る必要はありません。遠回りに思える日々のルーティンや下積みこそが、数年後、数十年後のあなたを支える強固な土台になります。いま皆さんが感じている「料理が楽しい」という熱量を、どうか大切に抱き続けてください。その情熱さえあれば、どんなに険しく長い道のりも、必ず一歩一歩進んでいくことができます。
辻調で培う技術と情熱を胸に、妥協のない自分だけの道を切り拓いていってください。厨房の未来を担う皆さんの挑戦を、パリの厨房から心より応援しています。



フランス国家最優秀職人章M.O.F.(Meilleurs Ouvriers de France)とは
職人技術の保護と伝承を目的として、フランス文化の最も優れた継承者たるにふさわしい高度な技術を持つ職人に与えられる称号で、1925年に開催されて以来、90年以上の歴史があります。現在では200を超える手工業分野が対象となっています。M.O.F.コンクールは3年に一度、現職場からの推薦を受けた者に受験資格が与えられ、試験期間は2年にも及ぶ非常に難易度の高いコンクールです。技術はもちろん、料理や食材に関する知識やフランスの食文化への理解なども求められ、コンクールに合格し、M.O.F.の称号を得た者だけが、誇りあるトリコロールカラー襟のコックコート着用が認められています。1972年には、辻調理師専門学校の創設者である辻静雄が、日本人で初めてM.O.F.名誉章を受章しました。