第17回辻静雄食文化賞 受賞作・受賞者決定
公益財団法人辻静雄食文化財団が主催する「辻静雄食文化賞」において、2026年度「第17回辻静雄食文化賞」の受賞作品・受賞者が決定しましたのでお知らせいたします。
本賞は、食分野の教育と研究に生涯を捧げた辻調グループの創設者 辻静雄の志を受け継ぎ、2010年に創設され、我が国の食文化の幅広い領域に注目し、よりよい「食」を目指して目覚しい活躍をし、新しい世界を築き上げた作品、もしくは個人・団体の活動に賞を贈るものです。また特別部門として専門技術者賞を設け、調理や製菓等の現場で活躍する技術者を顕彰しています。
なお、第17回辻静雄食文化賞贈賞式は、2026年8月の開催を予定しております。贈賞式につきましては、改めてご案内申し上げます。
<リリース>第17回辻静雄食文化賞 受賞作・受賞者決定のお知らせ(PDF)
<辻静雄食文化賞とは>https://tsujishizuo.or.jp/award/
◆◆本賞◆◆
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『懐石新書』
依田徹・著、淡交社・刊
<贈賞理由>
茶事で供する懐石の特質とその変遷を資料から丹念に読み解くことによって、日本料理そのものの本質に迫った秀逸な作品として評価できる。簡素でありながら手間をかけるという相矛盾した志向が生んだ、見ための豪奢を退ける特有の美意識が日本料理に及ぼした影響を鮮やかに浮かび上がらせている。
<作品紹介>
16世紀から近代に至る史上名高い茶人たちの茶会記録に基づき、料理自体や献立の構成、器などの革新と変化を跡づけ、いかにして今の懐石の形となったか、また日本料理の中でいかに位置づけられるかを考察する。飯と汁、向付、椀盛、焼物、八寸、菓子と懐石の流れに沿って論じ、懐石年表、懐石難語辞典も付した懐石概論となっている。
◆専門技術者賞◆ ※今回は2名が受賞しました。
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●中村英利 (なかむら ひでとし)
「明寂」店主
<贈賞理由>
日本料理における個々の食材とそこに加える調理技術の関係を予断なく見直すことによって、既成の価値観を打ち破る、研ぎ澄まされた清新な料理を生み出している。日本料理にさらに開拓すべき未知の領域があることを指し示した功績を高く評価する。
「明寂」 https://myoujyaku.com/
東京都港区西麻布3-2-34-B1
●片折卓矢 (かたおり たくや)
「片折」店主
<贈賞理由>
カウンターという限られた空間の中で料亭料理の趣向性、割烹料理の即応性、郷土料理の風土性などを高度に融合し、独自の豊かな日本料理の世界を切り拓いた点を高く評価する。続く世代への技術継承のための積極的な取組みにも期待したい。
「片折」
石川県金沢市並木町3-36
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第17回辻静雄食文化賞 選考委員会(敬称略)
<委員長>
鹿島茂(フランス文学者、明治大学名誉教授)
<委員>
石毛直道(国立民族学博物館名誉教授、文化人類学者)
福岡伸一(青山学院大学教授、分子生物学者)
湯山玲子(著述家、プロデューサー)
辻芳樹(辻調グループ代表、辻調理師専門学校校長)
八木尚子(辻静雄料理教育研究所副所長)
第17回辻静雄食文化賞 小委員会(敬称略)
<委員>
門上武司(「あまから手帖」編集顧問)
君島佐和子(フードジャーナリスト)
柴田泉(『料理王国』編集長)
戸田顕司(日経ナショナル ジオグラフィック 社長補佐)
長沢美津子(朝日新聞 くらし科学医療部記者)
浜田岳文(株式会社アクセス・オール・エリア 代表取締役)
林由香(株式会社KADOKAWA 海外事業局 海外事業総括部 編集)
山田健(サントリーホールディングス株式会社 MBC開発研究所シニアアドバイザー 兼サステナビリティ経営推進本部シニアアドバイザー)
山内秀文(元辻静雄料理教育研究所研究顧問)
八木尚子(辻静雄料理教育研究所副所長)
<報道に関するお問合せ>
辻調グループ広報担当:渡邉
TEL:06-6629-0206
E-mail:tsujichopress@tsujicho.com


