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料理のチカラプロジェクト

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辻調理師専門学校の学生がインタビュー取材を受けました~アイゴ養殖の講義を受けて~

SDGs

2023.04.04

2023年3月7日(火)の放課後、辻調理師専門学校の学生7名が、ジャーナリストのボニー ウェイコット氏よりインタビュー取材を受けました。



これは、辻調理師専門学校の教育課程編成委員会 外部委員 島村雅晴氏(日本料理 雲閣 店主)が代表取締役社長を務めるRelationFish株式会社の取り組みの一つである「アイゴ養殖の講義」を、本校の課外セミナーとして開催させていただいたものに対し、水産養殖雑誌やウェブサイトを通して、日本の水産養殖情報を海外に発信しているフリーランスジャーナリスト ボニー ウェイコット氏より、講義を受けた学生へインタビューのご相談をいただき実現しました。

当日は、ボニー ウェイコット氏と近畿大学 農学部 水産学科 澤田好史教授の進行によりインタビュー取材がスタート。
学生たちは終始緊張しながらも、「アイゴ養殖のイメージについて」「持続的可能なシーフードやアイゴの調理について」といった質問に対し、自分の言葉で発信してくれました。
辻調理師専門学校が掲げる教育ミッションの一つ「持続可能なガストロノミーの実現」というテーマに対し「今後自分たちが料理人としてどう関われるのか」を考える機会にもなったようです。

アイゴ養殖については、3月31日のNHKニュース内「養殖最前線」で放送されました。



インタビュー取材終了後の集合写真(前列右より、ごちそうプロデューサー 広里貴子氏/RelationFish株式会社 取締役、日本料理 雲閣 店主 島村雅晴氏/ RelationFish株式会社 代表取締役社長、ボニー ウェイコット氏、近畿大学 澤田好史教授、日本料理 柏屋 松尾英明氏/RelationFish株式会社 取締役副社長、後列 辻調理師専門学校の学生達)

【ボニー ウェイコット氏、澤田好史教授 お二人より、終了後に感想と学生への動画メッセージをいただいています】

【参加した学生の感想】
●アイゴを実際に養殖している方に実際にお話を聞けたり、養殖の現状を聞けたりして今まで分からなかったことを知ることができました。海外ジャーナリストの方のお話も聞けて、海外の方々が考えている養殖魚への印象や持続可能な世界を作るために意識していることなど、学校では知れないようなことを聞けてよかったです。

●思っていたよりも世界で養殖が盛んであることを知り、とても驚きました。水産業の課題について、あることは知っていても私達(少なくとも私)の中でなじみのあまりないように感じるのは、やはりそこに行ったことがない、経験したことがないからなのではないかと感じました。もちろん、自分で調べてまわりに発信することは大切であり、自分の学びとしても、課題を知らせるためにも効果的だと思います。しかし、もし少しでも現状を目で見て、感じたことを自分のものにできたなら、より改善への現実的な方法や、料理人としてできることが明らかになるのではないかと思いました。

●緊張はありましたが、実際に言葉を交わすことにより、セミナー形式で話を伺う以上の刺激を得ることができたと思います。過去2回の課外セミナーへの参加で得た海産物の現状や環境問題について意識するようになったきっかけを今回のインタビューでより深めることができました。まだ、問題を意識し始めてすぐなため日本を中心に考えている傾向が私の中でありましたが、ボニーさんや澤田先生と会話する中で改めて世界規模の問題であることを意識するようになりました。幅広い分野、視点で情報をキャッチし、今後も問題について考えていきたいです。

●今回は、水産物のサステナビリティについてのインタビューということで、とても良い経験でした。今までに受講した2回分の課外セミナーについて、自分の意見をまとめる良い機会でもありました。意外と忘れていたことも多くあったので、セミナー受講後に感想や意見を文章化する取り組みがあっても良いのかなと思いました。また、辻調に入学してからディスカッションを行う機会はあまりなかったので、他の人の意見を知ることができて楽しかったです。ありがとうございました。

●取材のとき緊張しすぎてあまり話せなかったが、とても勉強になりました。日本の水産業とインドネシアの水産業が全く違うため、面白かったです。